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【ロックショア・スピリッツvol.2】磯のヒラスズキゲーム・ポイント開拓の醍醐味を体感

磯のヒラスズキゲーム ポイント開拓1

ポイント開拓の魅力は新たな場所で魚と出会うことはもちろん、それをきっかけにその後の楽しみが大きく広がることです。今回もそんな貴重な体験を味わうことができました

Text & Photo 土師雄起

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街を歩けば湿気を含んだ温かい風を感じたり、立ち寄った喫茶店で今年初めてのアイスコーヒーを頼んだりするなど、日々の暮らしの中でもちょっとしたことで春の訪れを意識することがあります。それと同様に、ここ数回の釣行ではベイトフィッシュの動向と潮の干満から春の訪れがより明確なものへとかわりました。今回はそんな春めいた和歌山県でヒラスズキ釣りのおもしろさを改めて痛感することができた釣行の模様をレポートさせていただきたいと思います。

荒れ過ぎの海況に苦戦

釣行当日に厄介だったのが高過ぎる波。このような場合、僕は以下の2つのプランを考えます。

①まともに波の影響を受けるエリアの奥まったポイントを狙う。

②波が半島の裏側に回り込むポイントを狙う。

そして、今回は②のプランを選択しましたが、いずれの場合も狭いエリアでしか適度なサラシが発生していなことが予想されるため、毎度のことながらボウズ覚悟の釣行となりました。

朝一番に目をつけたポイントは波のコンディションが上々。意気揚々と道具をセットし、さっそく周辺のサラシにルアーをキャストしますが、期待に反して魚からの反応がありません。さらに、徐々に波の角度がきつくなってきているためか、大荒れの様相を呈してきたところで逃げるようにポイントを後にしました。その後も状況をうかがいながら複数のポイントにエントリーしましたが、残念ながら魚からの反応を得ることはできませんでした。

大好きなポイント開拓を決行

この時点で「あわよくば実績ポイントで何とか1匹!!」という淡い期待もありましたが、ここはよい意味で開き直って以前から気になっていたポイントへ行ってみることに。ポイント開拓が大好きな僕にとっては目先の釣果を求めるよりもその方が楽しいし有意義です。

航空写真ガイドで改めてポイントを確認すると、岬の先端付近の林まで道らしきものがあるようですが車で進入するのは不可能。そこで先端付近を目指して波打ち際を延々と歩いていくことにしました。春の日中ということで潮位はド干潮。ポイント開拓にはこれ以上ない絶好のタイミングということで心が躍ります。

磯の立地から考えるとこの日はほぼベタナギであることが予測できました。エントリー経路と磯の雰囲気を確認することが今回の目的ですが、やはり少しくらいは波気がほしいというのが正直なところ。そんな淡い期待を抱きながらポイントを目指しました。

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