フィールドで培ったエキスパートの「釣れる感覚」を解明【勝利の気配・エギング編】
微妙な違和感=釣れる気配
前述のような釣りを意識するきっかけとなったのは、秋エギングでのできごとである。
釣行したエリアの潮の動きは全体的にまずまずであったが、その日は青物が高活性でアオリイカの追いが非常にわるく、仲間全員が大苦戦していた。そんな中、私も苦戦しつつ、ところどころで前述のような微妙なテンションの抜けを感じていた。底の起伏が激しいポイントなので流れの当たらない側がちょうどポケットになっているのではと思った。
そして、過去に河川でバス釣りをやっていたときに似たような感触が得られ、そのスポットにノーシンカーワームを送り込んでやるとよく釣れたことを思い出した。そこで、微妙にテンションが抜けるところへシャロータイプの餌木を送り込んだところ、あっさりと釣れてしまった。まさかと思って同様のアプローチを続けると、おもしろいほど釣れだしたのである。
それ以来、こうした微妙な違和感は私の中で「釣れる気配」としてイメージづけされている。目立った地形変化の少ない泉南をホームグランドとしていることもあり、わずかな潮流の変化を意識し、集中力を上げることによって数少ないチャンスをモノにできるように心がけている。
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