【磯のヒラスズキゲーム】ランカー攻略の極意
大型必中のアプローチ術
経験値が高いランカーは上ずってまでルアーを追うことがない。これを前提に、釣れないからいないのではなく、いるのに食わせきれていないと考えるのがランカーに挑むうえでの重要なスタンスとなる。
数年前の早春、玄界灘に面したあるヒラスズキポイントでのこと。その日は週末に海がシケて絶好のヒラ日和となった。当然フィールドは混雑し、私と釣友はランガンを諦めて実績の高いポイントで腰をすえた。
一面乳白色の大場所にて釣友と「10投もしくは1匹釣ったら交代しよう」と申し合わせた。下げ潮のタイミングでサラシの切れ目やシモリをタイトに狙い、2時間弱で60㌢を頭にフッコクラスの2ケタヒットに迫った。
やがて潮は下げ止まり、バイトもひと段落。まずまずの釣果に満足していたが、さんざん釣りまくったにもかかわらず、潮が上げにかわった途端に同じポイントで再びヒット‼ しかも、80㌢クラスの良型が姿を見せ、その後に私と交代した釣友は7㌔オーバー、90㌢級のビッグワンを仕留めた。
このことから考えても一面をサラシが覆い、すべてが好条件に見えるポイントにおいても、潮流変化がプラス要素となることは明らかだ。大型のヒラスズキが口を使うのはすべての自然条件が揃い、狙い通りのアプローチが決まった一瞬であると改めて認識した。
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