流れ・ストラクチャー・明暗をヒントにリバーシーバスを攻略!! | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

流れ・ストラクチャー・明暗をヒントにリバーシーバスを攻略!!

シチュエーション1

紀ノ川大橋右岸(大阪側)

リバーシーバス ストラクチャー3

●ポイント考察…橋を挟んで上流、下流ともに岸寄りは浅いものの、1つめの橋脚部から水深がある。そして、シーバスは橋脚回りのブレイクラインにつきやすい。特に流れが緩む下流側の橋脚にはサンドバーが形成されやすく、その地形(水深)変化が狙い目となる。ちなみに、サンドバーができやすいのは1つめと2つめの橋脚回りの2個所で、橋の中央部は流れが速いので形成されにくい。

●アプローチパターン…下流側に釣り座を構える。シーバスはサンドバーのカケアガリで上流を向いてステイし、捕食のチャンスをうかがっている。これを前提にアップクロスにキャストし、橋脚間の流れが強い深場で軽くトゥイッチなどを入れてアピール。サンドバーのカケアガリでバイトに持ち込むイメージで狙う。なお、私の場合はこのポイントではどちらかというと夜明け前の満潮一杯から下げ潮狙いで竿を出すことが多い。手前がシャローなのでベイトを求めて回遊してきたシーバスが居残っている可能性が高いからだ。

●戦略と使用ルアー…ローライトな夜明け前の時間帯を狙うため、ルアーをスピーディーに動かす必要はない。アップクロスにキャストして流れをうまく利用し、ナチュラルに誘うのがセオリーだ。

まずはトップ系のルアーで水面への反応をチェック。コンタクトがなければ徐々にレンジを下げていく。また、大きな河川では小型のルアーは必要ないと考えている。そのため、12㌢前後のトップ系、ミノー、シンキングペンシルで各レンジをくまなく探る。

それと3~4月は雨で濁りが入るのは歓迎だが、水温が一気に低下すると厳しい状況となる。このようなときは魚の活性が下がるため、バイブレーションやブレード系ルアーを使ってボトム付近を探るようにしたい。

●実釣時の注意…ルアーはできるだけ橋脚付近に着水させたい。着水後は素早くベールを返してリーリングを開始。橋脚付近は流れが弱いものの、そこから抜けるとルアーが緩やかに下流へと流され、ラインにテンションがかかって岸向きにターンする。奥(2つめ)の橋脚回りを狙う際はこのターンのタイミングをうまくブレイクに差しかかる個所に持ってくるのがヒットのキモだ。

リバーシーバス ストラクチャー4
リバーシーバス ストラクチャー5

サンドバーの有無については干潮時に確認するのが確実で手っ取り早い。実釣時はさらに詳細な情報を得るためにバイブレーションのリフト&フォールでボトムを刻み、おおよその起伏を把握する。

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リバーシーバス ストラクチャー6

ラインを視認できない場合はとにかく流れ方をイメージすることが重要。それをもとにルアーを流す時間を調整し、ターンのタイミングや長さ、角度などをいろいろと試すように心がけたい。

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リバーシーバス ストラクチャー7

ルアーを速く動かす必要はないといっても流れがあるのでミディアムスピード以上のリトリーブを心がけている。ある程度の速さでリトリーブしないと流れに負けてトレースラインが把握できなくなるからだ。狙いのピンポイントで食わせるパターンなのでルアーをしっかりとコントロールしてタイトな攻めを実現したい。

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