【磯のヒラスズキゲーム】確実に取るためのノウハウ | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

【磯のヒラスズキゲーム】確実に取るためのノウハウ

ランディングについて

想定したランディング場所に近いところからアプローチした方が取り込みがスムーズに行なえる。また、魚がヒットすると自然と興奮してしまい、足場を移動するときに転倒のリスクが高くなる。その点を考慮して安全面を第一に考えたポジションを取るようにしたい。

そのため、狙いのポイントが少々遠くなってもきっちりとアプローチできるよう、遠投可能なセッティングで挑むのが望ましい。また、離れた位置からアプローチすることで魚に不要なプレッシャーを与えず、バイトを引き出しやすいメリットもある。

さらに、魚が泳ぐ方向は波の影響を受けやすいため、思い通りに誘導できないケースも多い。そこで、ランディングに持ち込むまでのルートは複数のパターンを想定しておきたい。

磯のヒラスズキゲーム ファイト5

ランディング時の注意点

最も危険をともなうのがランディング時である。魚を目前にして気持ちが焦ってしまい、危険をともなう移動をしたり、波に対しても不注意になりがちだ。あわてても何らメリットはないので、冷静に対応できるように心を落ち着かせることが重要だ。

魚が弱ったのを確認してからランディングに入るが、このときに多いのがズリ上げに失敗して魚が引き波にさらわれるパターン。落差のあるポイントではドラグのみでは対応が追いつかず、ロッドの破損やラインブレイクに繋がる。

このようなケースでは、私はとっさにベールを返してサミングをしながら対応しているが、少なからずテンションが緩んでしまうこともあるのでバラすこともある。この点についてはレバーブレーキつきリールやベイトリールなどを用いて適度なテンションをキープしたままラインを出し入れするのが有利である。

ランディングツールについてはポイントの地形にもよるが、基本的にはズリ上げてフィッシュグリップでつかむようにしている。そして、足場の高い磯ではロングギャフを使用している。いずれにしてもヒラスズキはランディング後も激しく暴れるので頑丈なものを使用したい。

磯のヒラスズキゲーム ファイト6

魚が弱ったと思っても油断は禁物。最後まで気を抜かずに対応したい。

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《参考タックル》ロッド=ゼナック・デフィーバーンブラックフィン116、126/ルアー=デュオ・タイドミノーシリーズ、自作ペンシル&ポッパー/ランディングツール=ゼナック・ミュートスキャプチャー20fズーム/グリップ=スタジオオーシャンマーク・オーシャングリップOG2510


【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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