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【メバリング】適材適所のライン使いで効果的なアプローチを実現‼

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デメリット克服法

最近は技術革新により、細ラインでも強度が保たれるようになった。ラインが細くなれば抵抗が減って飛距離がのびる。今まで以上に多彩な攻め手が繰り出せるようになったのはうれしい限りだ。

しかし、各ラインの特性を理解せずに間違った選択をしているアングラーも少なくないように思う。PEを例にとっても組み糸なので振動伝達能力に優れているのは確かだ。ただ、その高感度はラインが張られた状態でこそ発揮されるということを覚えておきたい。振動はかたいものほど伝わりやすい性質を持っている。ラインから伝わる振動は張りがあるからこそ感知できるものであり、途中でラインが緩んでいるとそれに吸収されて手もとに振動が届くことはない。

私もPEラインを愛用しているが、使用するのは2㌘以上のリグを用いるときでラインを張れる条件が揃っている場合がほとんどだ。軽量リグを用いるときはPEの浮力が振動を吸収してしまうのでメリットを生かせない(飛距離さえ稼げればよいというときは別だが…)。

そして、ストラクチャーを避けていては結果がでないメバリングにおいては、擦れによるラインブレイクが多いことも無視できない。何もフロロカーボンが優れているというわけではない。何度もいうように素材別に適材適所の使用が原則であり、その点を十分に理解したうえでフィールドに適したラインを選択するように心がけたい。

メバリング ライン3

進化が目覚ましいラインだがそれぞれの特性を理解し、性能を存分に引き出したい。

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《参考タックル》
(ジグヘッドリグ)ロッド=ヤリエ・シェーラザードSZ-632-XUL/リール=ダイワ・ルビアス2004/ライン=バリバス・スーパーライトゲーム0.6号(2.5Lb)/リグ=ヤリエ・アジメバガチヘッド0.7㌘、1㌘+ヤリエ・メバリーワーム1.8㌅(AGブルー、シラスピンク)
(スプリットショットリグ)ロッド=ヤリエ・シェーラザードsz6302UXL/リール=ダイワ・セルテート2004CH/ライン=バリバス・アバニライトゲームPE0.2号(5Lb)/リーダー=山豊テグス・フロロショックリーダー0.8号(3Lb)/リグ=オーシャンルーラー・アクティブシンカーRG2㌘+ヤリエ・アジメバガチヘッド0.4㌘+ヤリエ・メバリーワーム1.8㌅(カットして使用する場合もあり) ※リーリングではなく、縦の釣りを展開するのでスローに巻く必要はない。それよりも根(ボトム)からスピーディーに引き離すことを重点に置き、ハイギヤタイプのリールを愛用している。

(SWゲームフィッシングマガジン 2014年3月号より)

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