「海中が見える」領域へ…。メバルマスターになるための取り組み | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

「海中が見える」領域へ…。メバルマスターになるための取り組み

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いつまでも修行という考え方で…

前述したことが完璧にマスターできれば、エキスパートのいう「海中が見える」領域に近づきます。あとはさまざまな条件に落とし込んで経験を重ねていくだけです。

ただし、すべては感覚的な部分でマスターする必要があるので容易ではなく、感覚を維持し続けることも非常に困難です。私自身、大切な取材で発揮できたことは3度しかなく、適時メンテナンスを行なってズレを修正しなければなりません。安易にマスターしたと考えるとそこから衰退が始まり、自身の釣りの進化を止めます。釣りはいつまでも修行ですね。

メバリング・上達法6
高い意識でフィールドに通えば釣りがますます楽しくなります。

ノットを過度に締め込むのはNG

フィールドで感じるのはノットをきっちりと結束できていないアングラーが多いということです。経験上、結束強度を高めてていねいにファイトすれば、尺メバルタックル(PE0.4号+フロロリーダー1.5号)で80㌢アップのヒラスズキも取れます(タックルがライトなのであまり暴れないということもありますが…)。

そして、多くのビギナーの方々に見られるのは雑な結束ではく、過度な締め込みによるライン強度の低下です。結束部分以外が断線して喜ぶのは早計で、根ズレなどではなく引っ張り合いでの破断は強度が下がる結束部分に至ります。そうならないのは結束などにより、ラインの強度低下が起こっている証拠だと考えています。

対処法はていねいにゆっくりと結んで締め込み過ぎないこと。特に摩擦系ノットを使用するPEとリーダーの結束には注意が必要です。メインラインが細いほど締まりやすく、リーダーも細いので潰れて破断しやすくなります。おおむねリーダーの長さも10~50㌢と短く、キャスト時はトラブル解消のためにトップガイドから出すため、私は完全に締め込まずに少し緩めて結束しています。度合は繰り返して慣れるしかありませんが、ガイドに干渉しないのでスッポ抜けも少ないです。これはライトゲームのみならず、すべての釣りにいえることだと考えています。

メバリング・上達法7
さまざまなことに意識を巡らせて自身の釣りを追求。そうやって地道に経験を積み上げていくことが最高に楽しいですね。

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