【タイラバ】VS大型マダイ・経験から得た確信的な攻め手とは?
危機察知能力などにも長けた大型マダイはアングラーが考えるセオリーとは逆の動きをしていることが多いと感じる。その点を意識したアプローチを繰り出すことで…!!
解説:高見 勇
大型マダイへのチャレンジ
レコードサイズのマダイが狙える春の玄海灘。魚の活性も極めて高く、さまざまなタイプのラバージグでサイズを問わずに釣れ盛るため、多くのアングラーが自己記録更新を狙って現地を訪れる。実際に私の自己記録も玄海灘でキャッチした魚である。
今から数年前に現地へ釣行したときのこと。同船者が休憩している潮止まりの時間帯にS字系タングステンシンカーのラバージグ105㌘で水深120㍍のポイントを探っていると、手もとに凄まじい衝撃が伝わった。これをヒットに持ち込むも、いっこうにボトムから離れず底走りを繰り返すビッグワン。そして、運わるく同船者とオマツリしてしまいラインブレイク。生涯最高と思える魚を取れなかった悔しさに天を仰ぎ悲鳴をあげた。
それから2年後の同時期、同条件で再挑戦。今度は玄海灘に歓喜の雄叫びをあげることができた。今回はこの一連の経験から得た〝気づき〟について紹介したい。
大物攻略のキー
キーとなる要素は「潮止まり(前後)、ディープ、水圧に負けないアクション」の3つ。マダイに限らず、長く生き伸びてきた魚は危機察知能力などにも長けており、そもそも性質に変化があるのではないだろうか? したがって潮が動かないときでも捕食したり、フォール中によく反応したりするのではないか…。つまり、アングラー側のセオリーとは真逆の動きをしていることが多いと考えられる。
加えて大型はディープに潜んでいるのではないか? これもさまざまな危険を回避するとともに、効率的に餌を捕食することを考えると納得できる部分もある。だとすれば、水圧に負けないアクションを維持してスピードを調整することで、おのずとヒット率を高めることができるのではないかと感じている。そして、それをどう実践するかが、レコードサイズを仕留めるキモになると思っている。
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