オフショアエギング・冬のティップラン入門 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 5

オフショアエギング・冬のティップラン入門

釣果アップの秘訣

●餌木のカラー…アオリイカは餌木の色(光の波長)を細かく見わけることができるといわれている。よく釣っている同船者がいれば、それと同じカラーの餌木を使用するのが得策だ。

●餌木のサイズ…シーズン初期となる秋口は特に、餌木のサイズしだいでアオリが食う、食わないがはっきりとわかれることが多い。秋は小型餌木、春は大型餌木とイメージされがちだが、実際には魚や甲殻類といったそのときどきのベイトのサイズなどにも左右される。2.5号の餌木で1㌔オーバーが連発といったことも珍しくないので、大小を使いわけて様子を見ることも大事だ。

●ラトル音…連発するとき、まったくダメなときと明確にわかれるためラトル入りの餌木に頼りきるのはよくないが、あまりスレていない秋イカには効果的であることが多い。また、レッドモンスターもときとして爆釣することがあるので常備しておいて損はないだろう。

●釣り座…船は通常、トモかミヨシのどちらかからポイントに近づく。ヒットがどちらかに集中しており、自分の釣り座はポイントから離れていてアタリがないようなら、船が流れるのとは反対の方向へキャストして他のポイントを探るのもひとつの手だ。

胴の間にいて左右へキャストできないときは、周囲とは異なるタイミングで餌木を落とす。ティップランの場合は回りの人がラインを出して流しているときにいち早く回収し、竿下に投入し直すことで異なるポイントを探ることができる。ティップランプラスの場合は船長がポイントの真上に船をつけることが多いので、ポイントに着いた直後の1投めが非常に大事。手際よく投入していち早くヒットに結びつけたい。

冬のティップラン9
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その他の注意点

当たり前のことだがライフジャケットは必ず着用すること。また、天候がすぐれないときに自分の判断で直前に乗船をキャンセルしたり、ひどいときは連絡も入れずにキャンセルするケースがあるということをよく耳にする。遊漁船あっての釣りなのだから、そうした非常識な行動は慎んでいただきたい。トイレや氷の有無は船によるので予約時に確認しておくとよい。

実釣時は、ターゲットがイカであるから回りの人にスミをかけたり、自分がかけられるのは仕方がないことだ。そのようなときは互いにひと声かけ、気分よく釣り続けられるように努めたい。また、汚れても構わない服装で乗船し、船内やクーラーボックスなどにスミがついたらすぐに海水で流すといった気づかいも忘れずに。

それから、リグの投入時はサミングを入れてできるだけラインを立て、左右の同船者の邪魔になる不要な糸フケを出さないようにしたい。

(SWゲームフィッシングマガジン 2016年2月号より)

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