【メバリング】ジャブ・リグで遠距離でのスローフォールを実現‼
ジャブリグの作り方
使用するジグヘッドは砲弾型のデコイ・ロケットヘッドプラス。ワームをセットしていない状態でラインアイに糸を結ぶと、どのウェートもセンターバランスに近く、フォール姿勢が非常に安定している。そして、ジャブリグではそのシャンク部分を40度ほど曲げて「への字」にする。
曲げるときのコツは、まずは赤いワームキーパーを手でゲイブまで移動させる(接着されているので少し力が必要)。続いてもともとキーパーがあった付近をライターの火で10秒ほど炙ってから、すぐにペンチでゆっくり曲げていくとワイヤーが折れる可能性は減る。このような感じでジグヘッドを加工してほしい。
なぜ40度の曲げが必要なのかというと、効率よくフッキングさせるためだ。ボクは0・6号のPEラインを使用しているが(リーダーはフロロ6Lbを1㍍)、PEは水に浮き、その抵抗によって先のジグヘッドの場合は頭が40度ほど下を向くことになる。そのぶんシャンクを曲げれば、フリーフォール時でもハリ先はボトム(水面)と平行になるわけだ。これにより、ネガティブ・アミパターン時の居食いに対するフッキング率がアップする。
フッキングのメカニズムを説明すると、ジャブバイトを感じたときにラインテンションをかけるだけでハリ先が上を向き、自然に重さがかかってオートマチックにハリ掛かりするといった具合だ。
[spacer]ストラクチャーをタイトに狙うことが不可欠
ネガティブ・アミパターンではタイトなアプローチが要求される。チェックすべきピンポイントは、テトラや敷き石の穴付近、防波堤の横穴、溶岩スリットなどが形成する小さなワンドの入り口、浮きメバルの近辺などである。
これらすべてのストラクチャーをタイトに狙い、ルアーをゆっくりと送り込んでメバルの鼻っ面でシェイクを入れてバイトに持ち込みたい。
タックル選びの基準
ロッドは小刻みなシェイクアクションを演出しやすい7.6㌳を使用。もちろん、短いほど繊細なアクションをつけやすいが、ヒット後に根に潜ろうとするランカーを強引に寄せるのにそれぐらいのレングスが必要となる。
さらに、ルアーの食い込みをよくするためにソリッドティップモデルを用いる。また、ベリーからバットにかけてはかなり張りのあるものがよい。ティップで食い込ませてベリーでフックアップし、バットで走りを止めるというイメージである。
その他、ラインはPE0.6号、リーダーはフロロ6Lbという強めの組み合わせでランカーに挑んでいる。
《参考タックル》ロッド=オフト・スモーキーアリッサ76/リール=シマノ・ステラC2000S/ライン=バリバス・アバニエギングPE0.6号/リーダー=バリバス・ライトゲームショックリーダー(フロロカーボン)5~6Lb/ワーム=オフト・スクリューテールグラブ1.5㌅/ジグヘッド=デコイ・ロケットプラス1.4㌘、1.8㌘、2.5㌘(フックサイズは#6)
(SWゲームフィッシングマガジン 2015年2月号より)
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。