スローピッチジャークで底物を攻略 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 5

スローピッチジャークで底物を攻略

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フッキング~ファイトのコツ

マハタがアタれば素早くリールを巻いて巻き合わせでフッキングに持ち込む。ハタ族の多くは捕食してすぐに反転して根に向かうため、巻き合わせを入れながらラインスラックを回収して強い引きに備えるのがファイトのコツだ。

フッキング後は休むことなくリールを巻き続け、最低でも根から20㍍ほど引き離したい。ファイトはロッドとラインを一直線にしたストレートポンピングで寄せればOK。もしくは、トルクのあるリールを使用したゴリ巻きファイトも有効だ。水深の半分ほどラインを巻き取ったら、ラインにかかる負荷や口切れによるバラシを軽減するためにドラグを少し緩める。その後は激しいファイトによって消耗した部分をいたわるよう、無理のないやり取りで寄せたい。

スロー系ジグング 底物4

巻き合わせの後もリールを巻き続け、素早く根から引き離すことを心がけたい。

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今後の可能性

ひとことに底物ジギングといっても、狙いは100㌔クラスのカンナギやイシナギから1㌔以下のアマダイまでさまざまなターゲットが存在する。また、最近では水深1000㍍という深海までもフィールドとして開拓され、ジギングの楽しみ方の幅は広がる一方である。

新たなターゲットに出合うたびに、文献や専門書などで生息域や生態について調べ、それを知ったうえでどう攻略していくのか? そういったプロセスでターゲットと向き合えるのもスローピッチジャークならではの魅力だと思う。

実際、特定の魚種に狙いを絞って追い続けることで、これまで気づかなかった新たな発見や喜びをもたらしてくれることがある。目前の釣果に一喜一憂するだけでなく、長い時間をかけて楽しめる「テーマ」を持ってジギングに取り組んでほしい。

今後の1匹、1匹がスキルアップに繋がるよう、自分なりのスタイルで底物ジギングを楽しんでもらいたい。

  • タラも底物としてとらえると冬のゲームに広がりが生まれる。

(SWゲームフィッシングマガジン 2015年2月号より)

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