【SHORE SNIPER vol.2】外房・冬のショアヒラマサゲーム | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【SHORE SNIPER vol.2】外房・冬のショアヒラマサゲーム

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ヒラスズキタックルでのシビるようなファイトの末に…

12月中旬に釣行した際は前述の傾向を顕著に実感しました。釣行前日にわずかながらイワシが接岸し、ヒラマサが回遊していたという情報を入手していたので夜明けからルアーを投げ続けました。しかし期待に反してバイトを得られず、それならばとヒラスズキタックルに持ち替えましたが、波が足りないからかヒラスズキの反応もありません。そうこうしているうちに風が強まってきて風、ウネリともに向きがよくない状態になったので誰もたたいていない反対側の磯へ移動。移動先のポイントで様子をうかがうと一気に強まった風の影響で白波が立ち、磯を抜けていく波が川のような流れを作って雰囲気は上々でした。

まずは波風の当たる向きで魚の着き場に広がるサラシをチェックしましたが反応なし。日が高くなった9時過ぎということもありますが、風波によるサラシなので水面上は白くサラしていても水中はそれほどでもないのか…。

ここで立ち位置をかえて波が抜けていく方向にキャストしてみました。そして、ミノーを流れに漂わせるように流すといきなりバイト!! 突然のアタックに半信半疑の状態で合わせを入れると、結構な重量感が伝わってきました。さらにゴンゴンと首を振る感触からすぐにヒラマサとわかりました。

案の定、魚は向きをかえて突っ込んでいきますが勝負できないサイズではなく、ラインを出されましたが数㍍ほどで止まってくれました。それでも根ズレによるラインブレイクを避けるためにこまめに立ち位置をかえ、何度かの突っ込みをいなしながら徐々に魚を寄せました。足元に張り出すテラスが最後の難関でしたが、ランが止まったタイミングでハンドドラグを効かせながらポンピングで一気に浮かせてテラス上の浅瀬に誘導。余力がなくなって浮いた魚をさらにスリットへ誘導して無事ランディングに成功。85㌢、5㌔というアベレージサイズながらヒラスズキタックルでのシビれるファイトを制して満足の1匹となりました。STX-58のフックをセットしていたこともキャッチできた要因でしょう。昨秋に2度ラインブレイクさせられた相手はもっと大きかったとはいえ、3度めの正直でようやくキャッチできたヒラタックルでのヒラマサに喜びもひとしお。2017年を締めくくる1匹となりました。

ショア青物ゲーム ヒラマサ ヒラスズキ4
ショア青物ゲーム ヒラマサ ヒラスズキ5

外房のアベレージサイズながら限られたチャンスを何とかモノにできて感無量です。

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今後の展望

さて、年初は水温が15度前後で推移しており、今後はもう少し下がる日も出てくるでしょう。春まではヒラスズキがメインターゲットとなりますが、ベイトの接岸しだいでまだまだヒラマサが回遊してくる可能性はあります。カタクチイワシやこの時期によく見られるトウゴロウイワシ、また、接岸すると大型が期待できるコノシロなど、寒くてもベイトの動向には常に注意を払っていきたいと思います。

寒風吹きすさぶ中、ウェットスーツスタイルで波を被るのは本当に辛いものですが、メンタルとタックルの準備を抜かりなくフィールドに立ち続けます。みなさんも体調管理に注意して寒い冬を乗り切って下さい!!


《使用タックル》 ロッド=ゼナック・DEFI BAHN Blacken DB-S116 リール=シマノ・ツインパワーSW5000XG ライン=カルティバ・撃投PEフラッシュ2号 リーダー=YGKよつあみ・ガリス FCアブソーバー35Lb ルアー=ゴーフィッシュ・TKLM120-GPヒラフィード155GP、ロンジン・ハイスタンダード120 フック=カルティバ・STX-58(#3、#4)

ショア青物ゲーム ヒラマサ ヒラスズキ6
ショア青物ゲーム ヒラマサ ヒラスズキ7

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【大野 祐・プロフィール】

ホームの房総エリアでメーターオーバーのヒラマサを数多く仕留めているアングラー。釣況の好不調にかかわらずウェットスタイルで年間を通して磯に立ち、腕を磨くとともに知識を深めている。


【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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