メバリング【勝負リグ考察①】
ジグヘッド単体はシンプルかつ最強のリグ。レンジとフォールスピード、飛距離とのバランスを考え、その感度と操作性のよさで繊細な釣りを楽しもう‼
解説:馬上憲太朗
シチュエーション考察
私のホームである広島沿岸部では例年遅くても12月上旬はスポーニングを目的としてメバルが接岸する。傾向としては大型が早いタイミングでスポーニングに入り、中型、小型と徐々に小さくなっていく。
では、どのようなポイントを攻めるかだが、メバルの産卵場である藻場が近隣にあるような場所がよい。藻場には多くのプランクトン類が生息し、小メバルの格好の餌となる。地形的にはワンドになっている場所がいいだろう。大きな漁港や地磯のワンドなどである。さらにメバルの稚魚が外敵や波などから身を守れるような場所が好ましい。
水深はシャローでもOKだが、ビギナーでも釣りやすいという意味ではある程度水深のある場所をおすすめしたい。具体的には3~5㍍程度あれば十分で、常夜灯が設置されていれば安全性も高い。
勝負リグ
おすすめするリグはジグヘッド単体だ。最もシンプルなリグなので慣れるまではこれでいろいろとメバルゲームの感覚をつかんでほしい。ただ、ビギナーにおすすめするだけではなく、私自身このジグヘッド単体での釣りが最強だと感じている。その理由は感度と操作性のよさである。
藻場や流れがからむような場所ではロッドワークを駆使してリグの動きをコントロールしなければならない。もちろんスプリットやキャロでもそれは可能だが、ロッドとリグのダイレクト感はジグヘッド単体の比ではなく、モッサリとした操作感になってしまう。そもそもキャロやスプリットを使用する理由は、ジグヘッド単体で攻略したいが、飛距離や沈下速度が足りないという場合が多いのだ。
ジグヘッド単体で攻略するためにはレンジとフォールスピード、飛距離とのバランスを考えることだ。
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