スローなアプローチで足もとに潜むヒラスズキを攻略‼

「水面スキッピング→スロー→磯際ステイ」が効果的

アピール重視で誘うならシンキングペンシルによるスキッピングからのスローストップが有効だ。アプローチパターンはロングキャスト後、水面をスキッピングさせながらヒットゾーンまで引いてくる。そこから一気にスロースピードに落として水面直下を泳がせる。そして、最後に磯際でストップ。このとき、引き波を利用してルアーをフラつかせるのだが、タイミングが合えばロッドを送ってルアーをバックさせれば効果的だ。

このタイミングでバイトしてきたときはロッドを送っているので角度がなく、衝撃を吸収することができない。そこであらかじめドラグはやや緩めに設定しておき、あわてずに少し送り込むようにして合わせを入れる。ヒット後は徐々にドラグを締めて魚との距離を詰め、落ち着いて寄せてくればＯＫだ。

荒れ気味の海況の中で狙う磯のヒラスズキだけにヒットに持ち込むまでの戦略、魚を掛けてからのやり取り、ランディングまで、そのすべてが難しい。だからこそ、それらをすべてクリアして魚をキャッチしたときは大きな達成感が味わえる。ただし、その中では決して無理をせず、気持ちに余裕を持つことが釣果にも繋がるので安全な釣りを心がけてほしい。

危険をともなうロックショアゲームだけに、まずは安全を確保したうえでエントリーすることが最優先だ。

【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。