アジングでバラシ激減のマル秘メソッドを大公開!! | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

アジングでバラシ激減のマル秘メソッドを大公開!!

注意点&応用パターン

サクションフォールはアタリを出し過ぎないという意識を持つことでフックを口の奥に送り込む釣り方です。これによってバラシは少なくなりますが、口の奥に入り込み過ぎてしまうので手返しがわるくなる場合もあります。このようなときは少しラインを張って吸い込み量をコントロールするといいでしょう。

この釣りはジグヘッドリグなど、フォールでアタリをとるパターンに有効でハマれば絶大な威力を発揮します。基本的なアプローチパターンでアタリがないときはアジがいない、もしくはボトムにベッタリと張りついている可能性があります。そして、後者の場合はよりスローな攻めを意識する必要があります。この場合、きっちりとボトムを取ってからラインスラックのみを取ってシェイクを軽く数回加え、そのままボトムぎりぎりを漂わせる、もしくは転がすようなイメージでジグヘッド+ワームを流すと突然釣れ出すことがあります。

このパターンでは0.1㌘のジグヘッド、もしくはノーシンカーでアプローチします。軽いリグをを使うことでゆっくりと釣るという意識が生まれるので、その効果は非常に高くなります。キャロライナリグとは違い、フロート自体も流されるのでよりナチュラルなアプローチが実現でき、アジが食い渋っているときは特に効果的です。流れに乗せることでリグが押されるので根掛かりも減り、ボトムを大胆に攻めることができます。

アジング・バラシ対策4
ナチュラルなアプローチで食い渋るアジも攻略しましょう。

ラインテンションのコントロールが攻略のキー!!

アジはとにかく潮流や地形変化を好み、潮が動くとレンジが一気に上がることが多くなります。そのため、潮がよく動いているときは表層から宙層、緩めば宙層からボトムをメインにサーチすると効率のよい釣りが展開できます。

リトリーブスピードはスローシンキングタイプのフロートを使用する場合で3秒1回転を3~5回、そこからトゥイッチ気味のアクションを加えてから5~10カウントほどフォールさせます。流れが強いときは巻き取り回数を少なくしフォール時間を長く取ります。そして、フォール時はテンションをかけ過ぎると浅掛かりしたり、バラシが頻発するので吸い込みを妨げないようなラインの緩みをキープします。

ただ、ここで注意したいのはラインテンションを緩め過ぎるとアタリが出なくなるということ。アジがリグを吸い込んだときのラインがブレるアタリを感知できる程度の緩め方にとどめておきましょう。これを実践できれば高確率でリグを口の奥まで吸い込ませることができ、フッキング率がグンと上がります。

アジング・バラシ対策5-1
アジング・バラシ対策5-2
明確なアタリが出るのはラインを張り過ぎていてアソビが作れていない証拠なので、少し緩めるようにします。なお、フッキングが理想的な形で決まればワームが「く」の字になって口中におさまっているのでこれを目指しましょう。

そして、もう1つ重要となるのがフロートとジグヘッドのバランスです。ジグヘッドがフロートよりも極端に軽かったり、重かったりするとフロートが支点となってラインが折れ曲がる形となってしまいます。こうなるとアタリが出にくかったり、手もとに伝わったときには吐き出されていたりします。これを避けるためにフロートの沈下速度に同調するジグヘッドの重さを選択する必要があります。

これによってラインを直線気味のまま動かすことができ、さらにティップを下げることで吸い込んだときにフロートの負荷が完全に抜けます。この状態なら小さなアタリも感知でき、しかも口の奥までリグを送り込むことができます。

なお、吸い込み時に出るちょっとしたラインのブレをとらえるには伸びがなく、水流抵抗の少ない細めのPEラインの使用が欠かせません。アジに違和感なくジグヘッド+ワームを吸い込ませるにはすべてのバランスが重要で、これが完全な形になると微妙な違和感レベルのアタリも感知できるようになります。

また、今回紹介しているパターンでは10㌘近いフロートをキャストするので、しっかりしたロッドが必要です。ただし、キャストして着水すると一気に重量感がなくなってしまうのがこのリグの特徴。つまり、ロッド自体はしっかりとしているものの、繊細なティップを有するものがベストとなります。操作することだけを考えるとエクストラファストテーパーがいいのですが、それでは飛距離が稼げません。かといってレギュラーテーパーになると操作時にダルさを感じます。というわけで、ファストテーパーでベリーがしっかりしたロッドがおすすめとなります(私はレガーメ・X-ARMATURA烈煌を使用)。操作性が高くて振り抜けもよいのでこの釣りに非常に向いています。

アジング・バラシ対策6-1
アジング・バラシ対策6-2
ロッドの保持角は前方30〜75度ぐらいがベスト。角度に幅がある理由はティップとラインの角度の関係もありますが、吸い込みを妨げないように微妙なラインテンションをキープしつつティップを下げていくためです。また、ティップとラインの角度は基本的に90度がベスト。ただ、ラインテンションをコントロールしながら落とし込んでいったりするため、常にそれをキープするのは困難です(風があればなおさら)。90度を意識しつつもフィールドのコンディションやリグとの距離で調整し、そのときのベストな状態にアジャストさせるように心がけましょう。

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