ステップアップを実現!! 【シーバスゲームの必勝スタイル】
風向きでベイトの居場所を特定!!
広大なフィールドで狙い目のポイントをどのように絞り込むのか? シーバスゲームにおいてはこの点が最大のキーとなる。本命を手にできるかどうかは立ち位置でほぼ決まるといっても過言ではない。
条件が厳しくなるほどシーバスはシャローラインから離れて回遊し、ルアーの射程圏内に入ってくるのは限られたポイントだけになる。条件のよい日ならより多くのヒットが得られるが、それも限られたポイントでの話だ。そこを見きわめる目がアングラーのスキルだと思っている。
では、具体的にどのように見きわめればよいのか? それはとにかく経験を積むことだが、取っかかりとしては風の当たる場所に注目したい。これはピンポイントでの話ではなく、広域での視点でOKだ。それがおよそどのあたりに多くのベイトが入っているかの目安となる。
続いて潮の流れ方に注目する。こちらはピンポイントでの話で、風向きに対して向かい潮が好条件になりやすく、見た目にも波立ちが大きくなるので明るい時間帯なら目で見て判断することもできる。後はやはり潮流の壁を広く、長くトレースできるように立ち位置を微調整すること。ただし、潮流は刻一刻と変化するため、それに合わせて細かな対応が要求される(もちろん、ピンポイントで釣れ続くようなときもあるが…)。
強めのタックルが何かと有利!!
激流&暴風の条件下では少々ハードなタックルが必要となる。柔軟なタックルはバラしにくいという利点があるが、まずはヒットさせないことには始まらない。また、ルアーの引き抵抗から潮流を見きわめるには感度のよさが必要なので張りの強いものが有利だ。さらに、強風を考えるとバットからティップまでしっかりと振り抜けるものなら、風を押し切るようにキャストできて飛距離が稼げるので扱いやすい。
シーバスをヒットさせた後も荒れたゴロタ浜ではある程度強引なやり取りが要求されるため、しっかりとしたタックルが有利だ。ランディングはネットやギャフを使わずズリ上げるのが無難。寄せ波のタイミングに合わせ、ロッドのパワーを生かして一気にリフティングしたい。ランディングに手こずってバラしてしまうことが多いという人はタックルバランスを見直すといいだろう。
実釣においてはキャスト時のラインスラックをできるだけ抑えたいので低い弾道でキャストし、サミングをしっかりときかせるように心がければいいだろう。
《参考タックル》ロッド=ゴールデンミーン・アウトレンジ98M/リール=シマノ・ヴァンキッシュ3000XG/ライン=YGKよつあみ・G-soul WX8 1.2号/リーダー=YGK よつあみ・ガリスショアリーダー25Lb/ルアー=タックルハウス・K2F122MS(19㌘)、コンタクトNODE150F(24㌘)、シマノ・サイレントアサシン140F(23㌘)
(SWゲームフィッシングマガジン 2014年1月号より)
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