サーフエギング入門 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 4

サーフエギング入門

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さらなる数・型を狙うには?

離岸流を捜すことは大切です。離岸流は小魚が入ってくる道。アオリはその両側で待ち伏せすればよいのです。釣果アップのためには逃せないポイントでしょう。

イカはボトムでなく宙層や表層にいるはずです。ショートジャークで浮かせ、カーブフォールさせればラインが走るバイトがよくあります。ただ、離岸流は消えたり移動したりするもの。追いかけるか発生するまで待つかです。

型狙いに徹するならブレイクでラインを張りつつひたすら待つ手があります。

小型は激しく餌木を動かすと一気に寄りますが、大型はじっくり寄るようなのでひたすら待つのみです。でも、私にはそんな釣りは無理ですが…。

伏流水があるところもおもしろい狙い目です。枯れた河川でも伏流水はあり、海水生まれの魚でも汽水化されたところに餌を求めてやってきます。エビもくる浜のオアシスです。やわらかい餌が溜まる高級料亭ともいえます。イカも、その他のフィッシュイーターも集う場所です。

離岸流の正確な位置を知るには餌木をキャストして流れの抵抗から判断するのがいいでしょう。岸から潮目がのびていたり、沖に向かって濁りの筋ができているところ、そこだけ砂の質が違うところは離岸流の可能性があります。

 

サーフのイカはいれば数投で反応するものです。アタリがなければ粘らずに効率よくランガンしましょう。ただ、離岸流などの明確な狙い目を見つけたときは別。イカが回ってくるのを期待して粘った方がいいでしょう。

 

水枯れした流れ込みでもベイトを寄せる伏流水が出ていることが期待できます。同じ意味で河口寄りのポイントもいい狙い目です。

 

注意事項

浜の波は駆け上がります。沖を大型船が通ると、忘れたころに腰ぐらいまで上がってきます。一発波でも這い上がります。

私はブーツをはき、レインウェアのズボンを着て足もとを絞って水が入るのを防いでいます。初冬なら水温はまだ高いですが、気温が低くて濡れると芯から冷えるので注意して下さい。

とにかくラインばかり見ていてはいけません。波の様子も見ておいてうまく逃げて下さい。

《参考タックル》初期の9~11月はライトエギングです。ロッドは7㌳8㌅、PEラインはユニチカ・ナイトゲームTHEメバルスーパーPE0.4号、リーダーはユニチカ・エギングリーダーII1.5号、餌木はカンジインターナショナル・プロスペック3号改を使用。餌木のシンカーに3.5㍉の穴を空け、カンナの前に太さ1㍉の糸オモリを2~3巻きしています。こうしてリヤウェートにすることで飛距離と、ラインを張った場合のフォール時間を稼いでいます。 その後の時期はカンジインターナショナル・サムライ86インへリター、ユニチカ・エギングスーパーPEⅡ210の0.5号かWHの0.5号、エギングリーダーII2.5号、餌木はプロスペック3.5号でいきます。浜のアオリはトルクフル。タメがきく低弾性の薄いクロス厚巻きのロッドがぴったりです。本来は9㌳ぐらいの長さが波を切りやすくてよいのですが、ラインを細くすることで何とかなると思っています。餌木のカラーはまったく気にしません。ただ、クリアは夜にタコしか釣っていないので使いません。サムライ86にセットしているリールはD社の3000番です。ハンドルはカーボンタイプに交換しているので10㌘程度は軽くなっていて高速巻き時のブレは少ないです。 離岸流の中で釣ることは少ないのですが、少々の流れには負けないので餌木はしっかり動かせます。動かす必要のない場合はチョイチョイでOK。

(海のルアーの遊び方1より)

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