青物のヒットチャンスを広げるために大切なことは…|【ショア大型青物への道 vol.20】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

青物のヒットチャンスを広げるために大切なことは…|【ショア大型青物への道 vol.20】

その日のヌシを狙って…

翌週は待望のシケとなりました。頭の中は本命のヒラマサ一色。期待に胸を膨らませて目当ての磯に向かいます。ポイントに到着すると十分に波気があり、さらに期待が高まりました。

本来、この地磯はハマチとヒラマサで時合が明確に分かれる傾向がありました。ところが一昨年のある日、ハマチが釣れ続く中で突然ヒラマサがチェイスしてきました。それ以来、前述した時合の違いという考え方を捨ててキャストするようにしています。

ショアジギング・ブリ・ハマチ4
ポイントの傾向を分析することは大切ですが、自然が相手だけに1つの考え方に固執すると痛い目に遭うことも。常に柔軟な考え方で挑みたいものです。

さて、この日はまだ薄暗い時間帯からペンシルをキャストすると、いきなり数匹の青物がチェイスしてきました。これをヒットに持ち込み、抜き上げたのは70㌢ほどのハマチ。そこから連続でヒットしましたが、いつヒラマサがバイトしてきてもいいようにハリ先のチェックは怠らず、落ち着いてアプローチを続けました。

そして、開始から5時間ほど投げ続け、リリースできない状態のハマチ6匹をキープ。結局、本命のヒラマサには出会えませんでしたが、時化た冬の海で思う存分竿を振ることができ、有意義な1日となりました。

ショアジギング・ブリ・ハマチ5
上々の雰囲気の中でハマチが連発。本命のヒラマサには出会えませんでしたが、チャレンジを続けることでチャンスは必ず訪れるはず。

今回ご紹介した一連の釣行を通し、条件に恵まれなくてもルアーを投げ続けることの大切さを改めて認識しました。その中で「その日の磯のヌシを釣る」という自身の信念もとに竿を振れば、釣れた魚のサイズに関係なく満足感を得ることができました。

愛媛県の地磯でヒラマサがヒットする確率は非常に低いのですが、これからも磯のヌシとの出会いを求めて楽しくルアーを投げ続けたいと思います。年が明けてもまだまだヒラマサのチャンスはありますので、念願の1匹を手にするべく地磯を攻め歩く予定です。


使用タックル

ヒラスズキ兼用青物タックル

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス110HH(RGモデル)

【リール】
ダイワ・10ソルティガ5000

【ライン+スペーサー+リーダー】
PE5号+PE10号(3㍍)+ナイロン80Lb(8㍍)+フロロ130Lb(2㍍)

本気の青物タックル

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス110HHH-GT

【リール】
ダイワ・10ソルティガ7000H-DF

【ライン+スペーサー+リーダー】
PE6号+PE12号(3㍍)+YGKよつあみ・DMVナイロン130Lb(10㍍)+ DMVナイロン170Lb(3㍍)

ルアー

シェルシェイピングルアーズ・Current Blue King200、Booby160


【越智信清・プロフィール】

地元の愛媛で10歳のころよりSWルアーゲームに親しみ、学生時代を大阪で過ごしたことから激戦区の紀伊半島で釣りの腕を磨く。帰郷後は「その磯のヌシを釣る」ということをテーマに、1年を通して大型ヒラマサを追い求めている。独自の硬派なスタンスでターゲットに挑み、各種トップウォータープラグを用いた釣りを得意としている。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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