注目の釣りにチャレンジ!! ゼロから始めるハタ系ロックフィッシュゲーム《実践編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

注目の釣りにチャレンジ!! ゼロから始めるハタ系ロックフィッシュゲーム《実践編》

ファイトのコツ

アタリがあれば即合わせを入れ、魚が根の方を向く前に寄せにかかります。とはいえ、30㌢オーバーの大型になると根に入られることを覚悟しておく必要があります。このとき、強引に引き離せることもありますが、ラインに傷などが入っているとあっけなくラインブレイクしてしまうので慎重に対処しましょう。

根に入られたときはラインをやや張り気味にしてロッドのバット部分を手で10回ほど叩き、振動を与えてしばらく待ちます。これを繰り返していると、ほとんどの場合は根から出てくるのでぜひ試して下さい。

そして、ファイトポジションはできるだけ前に取り、最後に足もとの貝などにラインが掛からないように注意すること。魚を水面に浮かせてしまえば、ほとんどのケースで勝負アリとなるため、そこからは落ち着いて取り込みやすい場所に魚を誘導します。

ファイト中はロッドを9時の位置から下げないようにし、竿の弾力を生かして魚を引き上げます。また、ドラグを強く締め過ぎていると、ラインに傷が入った時点でブレイクしてしまいます。大抵はロッド角度の調整だけで対応できるため、手で強く引っ張れば少しラインが出るくらいのドラグ設定(2㌔程度)で挑みましょう。

ランディングに関しては、特に波の高い日などは無理は禁物。同行者にまかせるなどして、くれぐれも安全な釣りを心がけて下さい。

ハタ系ロックフィッシュゲーム・オオモンハタ&アカハタ7
ハタ系のパワーはあなどれません。30㌢クラスでもかなりスリリングなファイトを堪能できます。

反応がないときの打開策

食いが渋かったり、風などの影響で釣りにくいときはリグを変更します。《準備編》でご紹介したように、基本的にはウェート遊動式のテキサスリグを用いますが、20~30㌘のヘビーウェートジグヘッドリグに変更することにより、違ったアクションが演出できるので魚の反応がかわることもあります。また、ブレードやビーズなどの装飾パーツをセットして広範囲にアピールするのも一手です。他にもアタリがあるのにフッキングに持ち込めない場合は合わせをワンテンポ遅らせるなどして対処しましょう。

ハタ系ロックフィッシュゲーム・オオモンハタ&アカハタ8
食い渋ったときに試したいのが20~30㌘の重めのジグヘッドリグ。ブレードをセットするのも効果的です。
ハタ系ロックフィッシュゲーム・オオモンハタ&アカハタ9
ストラクチャーによって狙いのポイントにアプローチできなかったり、磯の先端部分にポジションが取れないときなどは立ち位置を横にズラして角度をかえます。それでも厳しいようなら潮位のタイミングを見計らってポイントに入り直せばOK。無理に前へ出たりするのは絶対にNGです。いかなる場合も安全を最優先に考えましょう。

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