思わね場所で爆釣!! 河川絡みのヒラスズキは意外性も魅力|【THE ANSWER vol.9】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

思わね場所で爆釣!! 河川絡みのヒラスズキは意外性も魅力|【THE ANSWER vol.9】

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サーフではヒラスズキの気配なし

夕まづめに現地入りすると、さすがの太平洋ということで海側の濁りはかなり薄くなっており、川だけが強く濁っている状態でした。ただ、僕の頭の中は爆釣のイメージしかありません。そこで、魚をランディングしやすいサーフにエントリーしました。ここは前回の爆釣ポイントです。

あたりが暗くなるタイミングを見計らってアプローチを開始しましたが、あいにく反応がありません。小河川の増水パターンは、日没からしばらく経たないとアタらないこともよくあります。ただ、この日はヒラスズキの気配すらなかったため、魚のつき場を捜して河川の様子を見に行くことにしました。

河川でグッドサイズのヒラスズキが連発!!

川といっても雨がなければ水が海に抜けないほどの小河川です。しかし、このときは潮が満ちていて波が川まで入っている状態だったので可能性があると判断しました。さっそくキャストを開始すると、いきなり「コココン」という感触が伝わってきました。「アユでも釣れそうな瀬だからルアーが底に触れたのかも…?」と思いながらさらにキャストすると、50㌢クラスのヒラスズキがヒットしました。その後もすぐに60㌢クラスが連発です。

一方、友人も河口のストラクチャー際でナイスサイズのヒラスズキをヒットさせています。以降は1人しか投げられないストラクチャー回りのピンスポットで交互にヒット!! 1人がフックを外している間にもう1人がヒットさせるというパターンを繰り返しました。

ヒラスズキ・増水パターン4
ヒラスズキ・増水パターン5
期待通りにヒラスズキの連発を味わうことができました。

潮が下げるとさすがにアタリが少なくなりましたが、今度は沖のストラクチャー際を狙うと、ここでも連発劇がスタート!!  そのほとんどがまずまずのサイズでした。

干潮の潮止まりを迎えるころに小型がヒットしたので「そろそろ終わりっぽいね」と話していたのですが、そこから明らかに潮が込み始め、その後も潮流が緩くなるまで釣れ続きました。

ヒラスズキは意外な場所に…

河川のヒットポイントのすぐ横には前回入れ食いだったサーフがあります。魚もそこを通らなければ今回の爆釣ポイントまでたどり着くのは不可能です。しかし、通り道であるはずのサーフでは魚の気配がまったく感じられませんでした。いかにもヒラスズキらしいパターンですが、僕自身、過去にはサーフのヒラスズキ狙いで条件がよいのに釣れず、別の場所に車で移動したという経験が何度もあります。今回の結果を踏まえると、もしかしたらかなりもったいないことをしていたのかもしれませんね。今回のように河川内をチェックしていたら…。そのようなことを改めて感じた釣行でした。

いずれにしても、磯のヒラスズキもかなり意外な場所でヒットすることもありますが、濁りと流れがあり、さらに夜間に狙う川のヒラスズキはより意外性に飛んだターゲットといえるでしょう。本当に思わね場所でよくヒットします。

そして、そのような場所についている魚は餌を待っているため、いたら勝負が早いということを覚えておいて下さい。まさかと思うようなところで2~3投してみると、新たな発見があるかもしれませんよ。

ヒラスズキ・増水パターン6
長年ヒラスズキ釣りを楽しんでいる僕ですが、その意外性には未だに驚かされます。

【辻本 隆・プロフィール】

独自のロングロッドスタイルを構築し、当時の日本記録も含めて数々の大物を仕留めてきた磯のヒラスズキゲーム界のレジェンド。近年は大阪から高知に移住し、還暦を越えた今でも飽くなき探究心でヒラスズキをはじめ、日々さまざまなターゲットを追いかけている。


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