青物&ヒラスズキ釣りの両立を目指して夏磯にチャレンジ!!|【南紀沿岸警備隊 vol.10】
ショア青物が不調だった南紀エリアですが、海の変化を感じたタイミングで磯にアタックしてきました。当日はヒラスズキをメインに、青物の回遊も視野に入れて挑んだところ…
Text & Photo 関口 剛
メインターゲットはヒラスズキ
今回は自粛空けの釣行の模様をレポートします。2020年の南紀エリアは例年になくショア青物が不調。ベイトが接岸しないからか青物も沖にはいるのに、岸には寄らないという状況が続いていました。
そんな中、友人から串本へ釣行するとの連絡が。翌日にLINEで再び報告があり、青物はいないもののヒラスズキは期待できる状況とのこと。その日はやっつけで仕事を片づけ、私は夕方に地元の白浜エリアで竿を出すことにしました。ターゲットはヒラスズキです。
さっそくめぼしいポイントを見て回るも、いずれの場所にも先行者の姿が。仕方なく不人気のポイントをチェックして回りましたが、残念ながらノーバイト。私のウデがわるいのか、結局その日は何もないままタイムアップとなり、串本に行っていた友人と合流して夕食を取ることにしました。
ヒラスズキタックルについて
友人との会話では加齢による体力や身体能力の低下が話題に。友人は磯歩きで厳しい局面が増えてきたとのこと。確かにそうです。私も以前なら何とも思わなかったレベルのスリットを、いつのまにか飛び越えられなくなってしまいました。50歳を越えると本当にいろいろな問題が出てきます。
タックルにもそれが反映されています。ヒラスズキ狙いでもポイントによっては青物用のライトな竿を使うことが多くなってきました。これなら魚を取り込む際に波打ち際へ近づかなくても、ロッドのパワーで魚を抜き上げることができるので安全です。特に足場の高いポイントでは選択するケースが多くなりました。
ちなみに、ライトな青物ロッドでヒラスズキを狙う場合に注意していることがあります。ロッドパワーがあるとフックが伸びるリスクが高まります。そこで少し大きめのフックをセットし、よく動くルアーを使用するようにしています。
バラシの連発に反省
さて、翌朝は波、風ともに理想的な条件となり、再度白浜エリアの磯にエントリー。最初は思うように反応が得られませんでしたが、岬先端の1級ポイントにルアーをキャストすると、すぐさまヒット!! 一気に寄せてきて、ウネリのタイミングを見計らって抜き上げようとしましたが、エラ洗いでフックアウト…。気を取り直して同じポイントにルアーを通すと、再びヒットして今度は無事にキャッチすることができました。手にしたのは70㌢クラスのヒラスズキです。
その後は青物を意識して沖向きにキャストを繰り返しますが、あいにく反応はありません。一方、ほどよく波が出ていたのでヒラスズキの反応は良好。ただ、同じポイントで3回ヒットさせてすべてバラしたときにはさすがに反省しました。やはり状況によっては青物用ではなく、ヒラスズキロッドできっちり狙おうと改めて思いました。さらに、使用するルアーのフックが鈍っていないかを事前にしっかりチェックするなど、基本事項の重要性を改めて痛感したしだいです。
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