青物&ヒラスズキ釣りの両立を目指して夏磯にチャレンジ!!|【南紀沿岸警備隊 vol.10】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

青物&ヒラスズキ釣りの両立を目指して夏磯にチャレンジ!!|【南紀沿岸警備隊 vol.10】

ひったくるようなアタリで青物がヒット!!

3日めの朝はヒラスズキロッドを手に前日と同じポイントへ。しかし、潮位の加減か、前日にプレッシャーをかけ過ぎたのか、魚からの反応がありません。その中で諦めずにキャストを続けていると、ひったくるようなアタリが!!  合わせを入れてロッドを立てるも、魚の走りが止まりません。

食ってきたのは良型の青物です。ヒラスズキロッドで釣っているときに限ってヒットしてくるとは…。少しだけドラグを締めて魚にプレッシャーをかけると、複数掛かっていたフックが外れる嫌な感触が伝わってきました。そして、ラインをフリーにして出そうと思った次の瞬間、痛恨のラインブレイク…。残念な結果となりました。

青物を狙って再び勝負

久々の青物を諦めきれず、その日の夕まづめも勝負をかけることに。今度は青物ロッドを持って再び磯に立ちました。しかし、トップには反応がなく、時間だけが過ぎていきます。シンキングペンシルで宙層を探るも反応なし。ここで現在は廃盤となったフラッシングの強いミノー(ジャクソン・アスリートS12の赤金カラー)を試してみることに。思わず人間がバイトしそうになるほどキラキラと輝いています。

すると、そのフラッシングが奏功したのか数投めにヒット!!  魚はシイラかと思うほど水面から派手に飛び出しましたが、ヒットしたのはメジロ。パワフルな引きを楽しみ、最後は押し寄せるウネリにタイミングを合わせてズリ上げました。朝に逃がした魚よりは小さかったものの、良型のメジロを手にしてニンマリです。

ショアジギング&プラッギング・メジロ・ヒラスズキ6
ルアーローテが奏功して狙いの青物をキャッチ。粘った甲斐がありました。

この1匹で日没の時間を迎えて納竿。実のところ、今回は釣行前からそろそろ青物がくるのではないかと期待していました。というのも、アオリイカやグレ・アジなど、他魚の釣果を見ていると、海の中が例年より約1カ月遅れで推移していることが予測できました。そして、1週間ほど前から急激にそれらの釣果が伸びるなど、変化の兆しがあったのです。それ以外にも複数のキーワードが揃い、今回の結果が残せたと思っています。

ただ、悔いが残るのはやはり青物の回遊を予感しながらもヒラスズキに固執するあまり、ちぐはぐな釣り(タックル選択)で良型青物を逃がしてしまったこと。私の場合は食すことだけを考えると、圧倒的にヒラスズキに分があるもので…(笑)。

さて、その後は数日おきに雨が降り、濁りの入った水潮となって青物はショアラインから遠のいてしまいました。その中でヒラスズキは波が出るたびに遊んでくれ、梅雨時期のロックショアゲームをそれなりに満喫しています。

ショアジギング&プラッギング・メジロ・ヒラスズキ7-1
ショアジギング&プラッギング・メジロ・ヒラスズキ7-2
ちなみに、最近はヒラスズキの釣趣を別の角度からも追求しようと、ベイトタックルも多用しています。自作ロッドに改造リール、ルアーはポッパーという組み合わせですが、これでキャスティングやルアー操作の楽しさを大いに味わっています。

【関口 剛・プロフィール】

南紀エリアにおけるショア青物ゲームのパイオニアの1人で、隊長の愛称で親しまれる実力派アングラー。日常的に地元の磯へと通いながら離島への遠征もこなし、数多くの実績を残している。最近は年間釣行回数が減ったとのことだが、それでも経験値を生かしてホームの地磯で確率の高いゲームを楽しんでいる。

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