憧れの大型ヒラマサとの出会いを求めて…
絶好のチャンスが到来!!
そして、ついにこの日最大のチャンスが訪れた。数羽の海鳥が舞って水面でボイルが発生。船長のアナウンスにも力が入る。我々もこれまでの疲労を忘れて闘志が湧き、自然と心も踊る。ここで急に船がスピードアップ。船長が何かを発見したのか⁉︎
船が向かう先には、先ほどのボイルとは明らかに規模が違う大きな水飛沫が上がっていた。夢にまで見た大型ヒラマサのナブラだ!! 私自身、これまでにカツオやマグロのナブラなら目の当たりにしたことはあるが、大マサのナブラを見るのは初めての経験だ。高まる鼓動を落ち着かせて慎重にキャストした。
抜群の場所にルアーが着水し、夢の大型ヒラマサに向けて懸命にアプローチをかける。だが食ってこない…。そのとき、船尾からキャストしていた川島さん、渋谷さんが声を上げた。目をやると2人のロッドが弧を描いている。待望のヒラマサがヒットしたのだ!!
長い沈黙を破り、船上が一気に沸き立つ。夢を追いかける釣りならではの独特の空気と感覚…。土佐湾のキハダマグロ狙いでも同じ感覚を味わってきた。まさに最高の興奮と感動である。間もなくしてキャッチを知らせる川島さんの歓喜の声が上がった。渋谷さんもそれに続き、安定感のあるファイトでヒラマサをキャッチした。
デッキ上に横たわる堂々とした魚体。憧れの魚、ヒラマサだ…。あまりの格好よさにしばし見とれてしまう。計測の結果、川島さんが手にしたのは9.7㌔、渋谷さんがキャッチしたのは13㌔の立派なヒラマサだった。
最高の経験が味わえる隠岐の島遠征
その後はチャンスが訪れず、納竿の時刻を迎えた。残念ながら私はヒラマサをヒットさせることができなかったが、隠岐の島の海が魅せてくれた光景は最高の経験と思い出になり、大マサへの夢と憧れはさらに大きく膨らんだ。いつの日か、隠岐の島の大マサを手にしたい。次のチャレンジは秋の予定だが、今からワクワクが止まらない。
以上が今回の遠征の模様だか、高知からは片道4時間ほどの日帰り遠征となる。交通の便もよくなり、少し足を伸ばせば地元とはまた違った素晴らしいフィールドがあり、夢の魚との出会いが待っている。そこに立たなければ見ることができない、そして得ることができない感動と興奮。遠征の経験がないという方には、ぜひともそんな釣りも味わっていただきたい。あなたの夢はどこにありますか? さあ、夢を叶えに未知のフィールドに繰り出しましょう!!
お世話になった遊漁船
ソルトウォーターフィッシングガイド・トラスト(林田船長 ☎︎080・4234・3423)。
使用タックル
【ロッド】
ゼナック・Tobizo TC86-110G
ゼナック・Tobizo TC80-80G
【リール】
シマノ・ステラSW18000HG
シマノ・ステラSW14000XG
【ライン】
バリバス・アバニ キャスティングPE マックスパワーX8 6号、8号
【リーダー】
バリバス・オーシャンレコード ショックリーダー 140Lb、180Lb
【ルアー】
タックルハウス・Shibuki V187dp
タックルハウス・コンタクト ブリットCBP170
仁工房・サトペン230F 200F 180F
【フック】
カルティバ・STX-58 #3/0、#2/0
カルティバ・ジガーミディアム ロック #11/0、#13/0
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