カンパチを本命に据えて楽しむ夏のショアジギング|【ショア大型青物への道 vol.17】
緊急事態宣言が解除され、ぼちぼちと釣行を再開しました。この時期は磯でカンパチを追い求めるのが例年のパターン。まずはベイトの動向を把握しようとミドルタックルでのショアジギングに挑んだところ…!!
Text & Photo 越智信清
緊急事態宣言が解除され、地元の愛媛県では徐々に日常生活が戻ってきていることを感じる今日このごろです。私自身も例年とは何かと違う初夏を迎え、少し感覚が鈍っていることを感じつつ、ぼちぼちと地磯に通い出しました。今回はそんな釣行の模様について報告させていただきます。
夏のカンパチ釣り
例年であれば6月はカンパチを求めて目星をつけた磯に通っている時期です。しかし、今年は当然ながら海の状況が掴めていません。そこで、まずはベイトの動向を探ることにしました。
私が愛媛県の地磯でカンパチを狙う際に注目しているベイトはカマスとトビウオです。どちらのベイトも良型が大きな群れで入っていれば、大型のカンパチが接岸してくる可能性が高くなります。そして、個人的にカンパチ狙いは8月ごろにピークを迎えるため(9月以降はヒラマサしか頭にありません)、6~7月の間に他の磯よりも型がよく、大きな群れのカマスがついている場所を見つけることが8月のカンパチ釣りの明暗を分けます。具体的には60㌘ほどのジグで沖の深みから探り、日が高くなってもカマスがアタる場所を捜します。まづめどきではなく、日が高い時間帯に多くのカマスが居着いている場所ということを重視して有望なポイントを捜しています。
例年ならPE2号のタックルでカマスを捜すのですが、今回の釣行では別のタックルを使用しました。というのも、青物釣りからしばらく離れ気味だったため、どうしても「ガッツーン」と青物がアタッてくる感触を味わいたかったのです。そこでPE3号タックルを用意し、ジグも70~100㌘を使用しました。
ミドルタックルでの釣りを満喫
6月に入って最初の釣行では、去年見つけた地磯に降りました。まずは100㌘のジグをキャストして地形をチェック。その後は70㌘のジグを軽快に操作して魚からの反応を待ちます。すると、さっそく40㌢足らずのオオモンハタがヒット。さらに、その後は60㌢クラスのタマミ(ハマフエフキ)が食ってきて、よい引きを楽しませてくれました。カンパチ攻略に向けてベイトの動向やポイントの地形をチェックするのが主目的のショアジギングですが、このように他魚が遊んでくれるのが楽しいところです。
どちらもキビナゴを食べており、雑食性のタマミがジグにヒットしたということは、キビナゴの群れがそれなりに大きいと予想できます。カマスの反応はありませんでしたが、それなりに期待できる状況でした。
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