カンパチを本命に据えて楽しむ夏のショアジギング|【ショア大型青物への道 vol.17】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

カンパチを本命に据えて楽しむ夏のショアジギング|【ショア大型青物への道 vol.17】

重々しいアタリでヒットした魚は…

2回めの釣行はヒラスズキ狙いでたまに訪れる地磯に降りました。そして、この日はいつもと違う足場から狙いたいと考えていました。そのため、干潮のタイミングに合わせて少し泳ぎ、以前から気になってポイントに立ちました。

70㌘のジグをキャストして沖を探ると大きなカケアガリがあり、さらに左右に瀬があることが分かりました。ポイントの地形が思いのほかよかったので時間を忘れてワクワクしながらキャストを続けていると、突然宙層でアタリが!! ハマチが心地よい引きを楽しませてくれましたが、あまりに元気だったので取り込み時にポロリと落としてしまいました。

しばらくすると1羽のカモメが水面を気にし出したのでポッパーを投げてみると、すぐに60㌢クラスのハマチが釣れました。この魚を締めると、大量のカタクチイワシを食べていることが分かりました。

ショアジギング・カンパチ4
久々にハマチの心地よい引きを味わうことができました。

その後は潮がわりのタイミングを迎えたころに底近くでアタリらしき反応がありましたが、残念ながらハリ掛かりしませんでした。そして、同じコースをていねいにチェックすると、重々しいアタリが出てヒット!!  しかし、魚は妙に鈍い引きを見せます。「何だろう…?」と思いながら寄せてきて、少し緊張しながら取り込んだのは75㌢のヒラメでした。旬ではないもののカタクチイワシを飽食し、かなりの厚みのあるナイスな魚体でした。

ショアジギング・カンパチ5
コンディションのよいヒラメをキャッチ。ジギングは何がヒットするか分からない楽しさがあります。

2回めの釣行では以前から気になっていた立ち位置で竿を振ったわけですが、想像以上のよい地形に好感触を得て、うれしい1日となりました。また、帰宅後はカタクチイワシを飽食し、脂の乗ったハマチとヒラメの刺し身に舌鼓を打ち、お酒も進みました。そういったことも含め、釣りの楽しさを改めて感じる釣行となりました。

今後もミドルタックルとジグを片手にさまざまな磯を釣り歩く予定です。そして、青物やうれしい他魚を釣りながら、カマスのつき場を捜していきたいと思います。

 

使用タックル

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス アキュラ100H(RGモデル)

【リール】
ダイワ・ソルティガZ4000

【ライン+スペーサー+リーダー】
PE3号+PE6号(3㍍)+フロロ80Lb(2㍍)

【ルアー】
AZT・Daimon EVO.2 70㌘
シェルシェイピングルアーズ・Rocky130


【越智信清・プロフィール】

地元の愛媛で10歳のころよりSWルアーゲームに親しみ、学生時代を大阪で過ごしたことから激戦区の紀伊半島で釣りの腕を磨く。帰郷後は「その磯のヌシを釣る」ということをテーマに、1年を通して大型ヒラマサを追い求めている。独自の硬派なスタンスでターゲットに挑み、各種トップウォータープラグを用いた釣りを得意としている。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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