南紀周辺のオススメ青物ポイントはココ!!《PART2》|【南紀沿岸警備隊 vol.7】
前回に続き、和歌山県南紀周辺の青物ポイントを紹介したいと思います。第2弾は白浜エリアですが、あくまでも私の経験からくるおすすめポイントということで、参考程度にご覧いただければ幸いです…
Text & Photo 関口 剛
千畳敷
ヒラスズキのポイントとして有名ですが、青物の期待も大。全体的に浅く、ヒラスズキは先端から北向きのサラシ場、青物は沖にある磯の両サイドが狙い目となります。
なお、観光名所として人気の場所なので、観光客が背後から近づくこともあります。キャストの際は十分に注意しましょう。
大崎・ジョウモン
オキアミが餌として使われ出したころから青物のカゴ釣りポイントとして有名な地磯。10㌔オーバーの青物の実績もあります。また、夏にはシイラの回遊も期待でき、他にもクエやヒラスズキなど魅力的なターゲットが揃います。
ただ、近年はグレのフカセ釣りポイントとして人気となっており、釣り人同士のトラブルも多発しているので注意が必要です。上物師がいる場合は潮かみに釣り座を構えましょう。ちなみに、私の場合はフカセ釣りができるような海況なら、ここで竿を出すことはありません。少し荒れた海況で青物を狙います。ただし、大崎は起伏があり、足場の低い場所は波があるときに足元を波が洗うので要注意。
三段壁・シオフキ
三段壁の先端部に当たるポイントで足もとから30㍍近く水深があり、ショアジギングを楽しむのにも最適です。オオモンハタやクエなどの根魚も豊富なうえ、大型カンパチやクロマグロの回遊もあります。ただし、サメもよく出没し、フォール中のジグをよく引ったくっていきます。
アクセスに関しては高低差がある磯場なので磯歩きが不慣れな方には厳しいかもしれません。また、磯に降りるためにハシゴが設置されているのですが、そこから転落した友人もいるので十分に注意して下さい。
余談ですが、ここは自殺の名所となっており(近年は減りましたが…)、私自身も水死体を発見したことがあります。磯に降りるために林の中を歩いていると靴が並べて置いてあったとか、声をかけられて振り返ると誰もいなかったなど、その手の話題にはこと欠きません。霊感の強い方はご注意下さい(笑)。
富田川河口周辺
富田川は護岸工事されていない数少ない河川。その河口に広がる五色浜~富田浜は春先の稚アユパターンで有望となるポイントです。マッチ・ザ・ベイトを意識した小さめのプラグやトップで狙いましょう。
ヒラスズキの実績も高く、以前はホシスズキも釣れましたが、最近はめっきり話を聞かなくなりました(たまにアカメが釣れています)。
個人的にはメズロの鼻と呼ばれる地磯がおすすめ。また、五色浜付近ならハシタテよりも安久川寄りの別荘下がベストポイントいう印象を持っています。 浜でもナブラが発生するポイントはおよそ決まっています。その点を踏まえて注目したいのは離岸流と沖のシモリです。なお、潮位が低ければ丸山と呼ばれる地磯の先端まで行けるので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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