初冬も大型ヒラマサを求めて真っ向勝負!!|【ショア大型青物への道 vol.13】
地元、愛媛の磯では真冬に向けてブリの期待が高まりますが、私はまだまだヒラマサを追いかけています。近年の不調を考えると現地の磯では幻と化しているヒラマサですが、それでもやりがいと清々しさが味わえる釣りだから…
Text & Photo 越智信清
寒ブリ狙いのロックショアゲーム
2019年も残り少なくなってきましたが、みなさん楽しい釣りをされていますか? 地元、愛媛県の地磯は例年真冬に向けて10㌔クラスのブリの可能性が高まる時期です。小型のベイトを飽食していたヤズがどんどん減り、賑やかさのない冬の海から突然現れる極太のブリは大変魅力的なターゲットです。
10㌔を越えるブリはイカやエソ、アイゴなどのかなり大きいベイトを捕食しようと接岸してきます。大型のプラグを投げ続け、潮や波風が変化する一瞬を狙い撃つ、待ちの釣りになることが多いため、目星をつけた地磯でドッシリと腰を据えて狙うのがよいと考えています。ある程度の波風がある方が食いはいいですが、真冬のシケた海は危険なので無理は禁物です。
竿1本で狙いの魚に集中
さて、前述したように初冬はブリを意識し始める時期ですが、私はあいかわらずヒラマサを追いかけています。ただ、ここ数年、愛媛県の地磯ではヒラマサと出会うチャンスが限りなく少ないというのが実状です。まるで幻を追いかけているようなもので、数年に1度出会えるかどうかという確率です。そんなターゲットを狙って釣行を重ねるのは果たしておもしろいのか? そのように自問することもありますが、答えは「おもしろいし、燃えるし、清々しい!!」となります。
地磯での青物を狙いは経験を積むほど釣るための技が磨かれるし、ライト寄りのタックルも持ち込めばヒット率は格段にアップします。ヤズ(メジロ)に関しては、秋~冬のベストシーズンはほぼ確実に磯回りを回遊しています。これをキャッチするのは難しいことではありません。
そして、ヤズが安定して釣れるようになると、情熱や清々しさが徐々に薄れてくることに気づきます。もちろん、いろいろな価値観や楽しみ方があると思いますが、個人的に地磯の釣りは竿1本で狙いの魚に集中するアングラーがよく似合うと感じています。
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。