豊かな北海道のフィールドでモンスター級のヒラメと激闘!!
ヒラマサと思い込んだ魚の正体は…
その後もアプローチを続けていると、正午前に突然大物らしきアタリが!! ヒットと同時にラインが引き出されます。とてつもない引きに「大本命のクロマグロ? もしくは大型のヒラマサか?」という思いが頭をよぎりました。
反射的にドラグを5㌔ほどまで絞って魚にプレッシャーをかけます。しかし、下への突っ込みが止まりません。ここでクロマグロの可能性を捨て、完全に大型のヒラマサだと思い込みました。
ボトムは岩礁と沈み根が激しいポイントです。このまま潜られると確実に敗北すると思い、ドラグを私の勝負値である7~8㌔まで絞ってロッドをフルベンド。そんなパワー勝負の末にようやく魚が浮いてきました。
白く平たい魚影…あれ? サーフボードでも釣り上げたのだろうか? 一瞬そんなことを思った魚はモンスターサイズのヒラメでした。遠目に見てもあり得ないほどのサイズ感で興奮と驚きはもちろん、恐怖心さえ抱きました。
慎重に寄せてきて、最後は仲間がなるべくダメージが少ないように口の間を通すようにギャフを入れてくれて無事にランディング。目の当たりにするとやはりとんでもないサイズです。たまたま付近を通りかかったレジャー目的の方々が思わず足を止め、興奮して叫び出すほど衝撃的な大きさでした。
改めて計測するとおよそ110㌢の10㌔アップ(岩盤の上で計測して魚が反っていたため、正確なサイズは分かりません。また、端数は切り捨てた大きさです)。
初めて見るサイズに心が躍ると同時に、すぐにリリースしなければならないという思いが湧いてきました。そして、手早く撮影を済ませ、大海へ戻っていただきました。お盆時期で前日に私の釣りの師でもある祖父の墓参りに行ったことからも、この魚を持ち帰るという選択肢はありませんでした。
豊かなフィールドを守るために…
今回の釣行で北海道の海は夢のような魚に出会わせてくれる、素晴らしいフィールドであることを改めて痛感しました。同時にこの釣りが一生楽しめる環境を我々アングラーが大切にしていかなければならないという責任感がいっそう強まりました。
そして、そのようにさまざまなことを考えさせてくれた1匹との出会いに感謝しています。
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使用タックル
【ロッド】
ZENITH・STORM RIDER 烈波 SRR-102HH
【リール】
ダイワ・10ソルティガ4500H
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【ライン】
バリバス・アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X8 4号
【リーダー】
バリバス・ショックリーダー[ナイロン]100Lb
【ルアー】
パームス・ジガロ100㌘
パームス・ジガロ マッシブ100㌘
マリア・ラピードF190
マリア・ラピードF160
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