大型青物に関する時合の考え方|【ショア大型青物への道 vol.12】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

大型青物に関する時合の考え方|【ショア大型青物への道 vol.12】

大型青物狙いのゾーンに突入!?

この地磯ではルアーの巻き心地がフッとかわったタイミングで海面をよく見ると、その潮目が現れていることに気づくという感じです。うっかりすると気づかないこともあるのですが、今回もあやうく見逃すところでした。

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ルアーの巻き心地の変化がチャンス到来の合図。それを察知するために集中して釣る必要があります。

潮目が現れると同時に先ほどまで躊躇なくルアーにバイトしてきたヤズの追い方が明らかに淡泊になりました。ダイビングペンシルにつかず離れずで足もとまで追ってくるだけです。

そんな大物が食ってきそうな雰囲気の中でルアーをキャストしていると、ただボーッとしながらダイビングペンシルを引いている自分に気づきました。理由は分かりませんが、この瞬間に大きなアタリがくることが多いのです(ちなみに、私はソフトボールをしているのですが、打席に入る前にホームランを確信するときの感覚と同じです)。

ともあれ、ボーッとルアーを眺めながら「何かエエね~」という感じでルアーを操作していると、案の定、ダイビングペンシルについてきたヤズを蹴散らしてひと回り大きな魚が豪快に食ってきました。

先手を取られないよう強引にリールハンドルを巻いて主導権を握ります。魚を引き寄せている段階でヒラマサでもブリでもないことが分かりましたが、気を抜かずにファイトします。そして、波に合わせてズリ上げたのは8㌔のメジロでした。筋肉質でかっこいいその姿に、本命ではないものの大変満足しました。

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筋肉質なメジロが心地よい引きを楽しませてくれました。

魚をキープするために締めて処理をすると、胃から大量のトウゴロウイワシが出てきました。半月前にヒラマサとニアミスしたときから姿を消していたトウゴロウイワシとの再会です。今後もキーとなるベイトだけにこちらも大きな収穫です。

メジロの処理を素早く終えると、まだよい潮目が残っていたのですぐにアプローチを再開。しばらく投げ続けていると、200㍍ほど沖で十数匹のトビウオが何かに追われ始めました。結局、トビウオはどんどん遠ざかり、ルアーの射程距離に入ることはありませんでしたが、とてもワクワクする時間を過ごすことができました。

大型青物の時合とは?

翌週以降は朝イチから昼前まで、とにかくランガンの釣りを展開しました。当日の潮汐と風、波の状況を考慮してトウゴロウイワシが豊富と考えられるエリアの地磯を2時間ずつチェックするというパターンです。何だか慌ただしく、山歩きも大変疲れるパターンです。今のところヒラマサとの出会いはありませんが、毎回胸がアツくなる釣りを展開しています。

さて、今後の愛媛県南西部の地磯は万が一のヒラマサと、徐々に気配が増してくるブリの季節です。目星をつけた地磯で朝イチからドッシリと腰を据えて狙うのもいいですし、最近の私のようにランガンで狙うのも楽しいです。

ただし、ランガンの場合はそれぞれの地磯の時合を意識して狙わなければアベレージサイズの拾い釣りになってしまい、消化不良の釣りになりがちです。とにかくヒラマサや10㌔オーバーのブリは今回紹介したようにアベレージサイズの食いが落ちた瞬間からが時合です。ある程度ポイントに通えば時合と潮の関係に気づきますので、ぜひ参考にして下さい。

ショア青物ゲーム・大型青物の時合5
ポイントに通うことでさまざまな傾向を把握することができます。そんな泥臭いところもこの釣りの魅力でしょう。

使用タックル

タックル1

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス110HH(RGモデル)

【リール】
ダイワ・ソルティガZ6500H-DF

【ライン+スペーサー+リーダー】
PE5号+PE10号(3㍍)+ナイロン80Lb(8㍍)+フロロ130Lb(2㍍)

【ルアー】
シェルシェイピングルアーズ・トランペット200
シェルシェイピングルアーズ・bubby160(プロト)

タックル2

【ロッド】
ゼナック・デフィ ミュートス110HHH-GT

【リール】
ダイワ・10ソルティガ7000H-DF

【ライン+スペーサー】
PE6号+PE12号(3㍍)

【リーダー】
YGKよつあみ・DMVナイロンショックリーダー130Lb(10㍍)
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YGKよつあみ・DMVナイロンショックリーダー170Lb(3㍍)
[button url=”https://www.amazon.co.jp/よつあみ-YGK-リーダー-ナイロンショックリーダー-DMVナイロン/dp/B001EFPSXE/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=YGKよつあみ・ナイロンショックリーダー&qid=1574182990&sr=8-1&th=1&_encoding=UTF8&tag=memenet0a-22&linkCode=ur2&linkId=f6086ff2bd85f4900db26058943cdf21&camp=247&creative=1211″ background=”#efa82d” size=”2″ icon=”icon: external-link” icon_color=”efa82d” text_shadow=”1px 1px 2px #000000″]Amazonで見る[/button]

【ルアー】
シェルシェイピングルアーズ・トランペット230
シェルシェイピングルアーズ・ペンシル180(プロト)


【越智信清・プロフィール】

地元の愛媛で10歳のころよりSWルアーゲームに親しみ、学生時代を大阪で過ごしたことから激戦区の紀伊半島で釣りの腕を磨く。帰郷後は「その磯のヌシを釣る」ということをテーマに、1年を通して大型ヒラマサを追い求めている。独自の硬派なスタンスでターゲットに挑み、各種トップウォータープラグを用いた釣りを得意としている。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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