手軽な堤防やサーフで青物の強引を存分に味わおう!!|【Shar's=Style= vol.6】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

手軽な堤防やサーフで青物の強引を存分に味わおう!!|【Shar’s=Style= vol.6】

 

狙いのタイミングや潮回りについて

有望な潮回りについては釣行するポイントにもよるが、ホームの神戸~明石・淡路島エリアでは小潮よりもやはり大潮~中潮という大きな潮回りの方が魚の活性が高いように感じる。ただ、その中でも干潮や満潮時刻がかなり重要であり、朝夕のまづめどきが狙い目となることからその時間帯の潮位に注目したい。

たとえば、満潮から下げに入って1時間足らずでまったく反応がなくなるということもある。そして、そのような傾向は日々ポイントに通ってこそ見えてくるもの。そういったわけで潮回りをはじめ、干満時間にも目を向けて釣行し、自分なりにそのポイントの傾向を割り出すことに努めたい。

ライトショアジギングのアプローチ方法

前述したように10㌳以上のロッドで30~40㌘のシャクり続けるのは、慣れていないとなかなかのハードワークだ。ここぞという場面に向けて体力を温存しておくためにも、ペース配分(体力の消耗)を考えて多彩なルアーでアプローチしたい。

釣り場に立ったら、まずは海面をじっくりと観察する。ベイトとなる小魚が表層付近で確認できるなら、迷わずトップウォータープラグを選択。表層からアプローチして魚の活性度合をチェックする。アクションは速めの連続トゥイッチだけでもOK。魚が水面を割ってルアーに襲いかかるシーンを目の当たりにするとヤミツキになるはずだ。

そして、トップに反応するものの食わせきれない場合や、青物がときおりベイトにアタックするような状況ならシンキングタイプのルアーを選択。こちらはルアーの潮噛みを意識しながらスローからファストへとリトリーブスピードを調整。さらにルアーをローテーションしながら表~宙層まで反応のよいレンジを探っていく。

ライトショアジギング・ハマチ6
表層狙いからスタートし、反応がなければレンジを下げていくのが定石だ。

魚が浮いている状況ならやはりプラグが有効だ。一定レンジを長くトレースできることから、魚が好反応を示すレンジを見つけることができれば、連続ヒットに持ち込むのも難しくない。単純に釣れないからルアー交換するということだけではなく、トップウォータープラグからシンキングミノー、バイブレーションといった具合に、レンジの攻め分けを意識してルアーをローテーションすることで状況をイチ早く把握することができるだろう。

そして、表~宙層で反応がなければジグの出番だ。このようなときは魚の活性が低いことが多い。ボトム周辺でしか反応しない、あるいは上下の動きだけに反応するなど、ジグが活躍するパターンである。この時期、私のホームエリアではキャッチした青物の胃袋から10㌢未満のカタクチイワシが出てくることが多い。シルエット的に30~40㌘のジグと似ているのでマッチ・ザ・ベイトの考えも満たしている。

ジグでボトム周辺を狙う場合、キャストして底を取ったらショートピッチのシャクリを3~5回入れてフォール。さらに、アピール度を高めるためにミドルジャークを入れてジグを跳ね上げるなど、コンビネーションを意識して魚の反応をうかがうように心がけたい。

ライトショアジギング・ハマチ7
戦略的なルアー使いを心がけてヒットチャンスを広げよう!!

 

青物ゲームの魅力

ホームの神戸~明石・淡路島エリアでは活性の高い青物を求め、激流の中で100㌘以上のジグを遠投して狙うようなポイントも多い。

狙い方やゲーム性はポイントによってさまざまだが、今回は私自身の好みであるプラグをメインにしたライトなパターンを紹介させていただいた。非常に楽しい釣りなので、興味のある方はぜひチャレンジしていただきたい。

アタリを感知してヒットに持ち込んだら、そこから大興奮の展開が待っている。リールのハンドルを強引に巻き続けるのか?  焦らずにラインを出して魚を沖に泳がせ、体力を消耗させてから寄せてくるのか?  手もとに伝わる引きやロッドの曲がりを見てそれを判断する。ヒットしたうれしさとともに、バレてしまうのではないかという焦りが生じることだろう。

沖で暴れさせて魚の体力を奪うのもよい方法だが、ストラクチャーが多いポイントではやはり根ズレによるラインブレイクの可能性も否めない。とはいえ、強引に素早く足もとまで寄せても、魚が暴れてハリ穴が広がればフックアウトの確率も高まる。そのようにヒットに持ち込んでも乗り越えなければならない壁がいろいろとあるので、キャッチできるとは限らない。そんなドキドキ感をぜひ味わってほしい。

ライトショアジギング・ハマチ8
ファイトからランディングまでは経験がモノをいう部分だが、冷静に対応してスキルを磨きたい。

参考タックル

【ロッド】
ショアプラッギング用11㌳(MLクラス)

【リール】
ダイワ・ソルティガ4500


 


【ライン+リーダー】
PE2号+フロロ8号(PRノット改で結束)

【ルアー】
ダイワ・T.D.ソルトペンシル 12+F
ダイワ・鮃狂(フラットジャンキー)サーフブレイカー 95S
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【辻原伸弥・プロフィール】

メバリングやエギングをメインに多彩なSWゲームに精通するエキスパート。「楽しく、真剣に!!」をモットーにホームの神明間のフィールドに足繁く通い、マッチ・ザ・シチュエーションを重視したアプローチでハイプレッシャー&急潮流エリアのランカーを手玉に取る。

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