【VS大型青物 etc】遠征釣行コンプリートガイド《鹿児島県・奄美大島編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【VS大型青物 etc】遠征釣行コンプリートガイド《鹿児島県・奄美大島編》

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ゲーム満喫のツボ

オフショアビッグゲームのように「ドカ~ン」と派手にスプラッシュを上げて捕食してくるシーンをイメージしがちだが、実際のロックショアビッグゲームではそういうケースはマレである。相手は野生生物なのでチャンスがあれば捕食しようと考えていると思うのだが、バイトが浅かったり、興味は示すがバイトに至らないなんてケースが多いような気がする。

それと、ターゲットは群れで競い合って捕食しているわけではないので、ルアーサイズも1~2ランク落としたり、アンダーウォーターといったようなオフショアより一歩踏み込んだアプローチが有効な場面も多く存在するので、幅広く対応できるようなタックルを準備しておいた方が心強い。

ショア青物ゲーム・奄美大島5
リーフフィッシングも楽しい。リーフエッジに立てる大潮回りの干潮時が狙い目だ。。
ショア青物ゲーム・奄美大島6
瀬渡し船でさらなる離島を目指せば、確率アップ間違いなし!!

郷土料理やサブカルチャーも満喫

奄美大島はコンビニやファミレスもあり便利なのだが、せっかくだから一歩踏み込んでその土地の文化に触れたり、特産物を物色したり、郷土料理や地の定食屋などを見つけて舌鼓を打つといった冒険もしてはどうだろうか。ネットの食べログや誰かの紹介などを参考に選ぶのもよいが、自分の嗅覚を頼りにアヤシイ?店舗に突撃するのもおもしろい。

注意点や覚えておきたいこと

早朝の迎えを頼んでおいても到着の電話を入れないと港まで迎えにこないといった島独自のルールが存在したり、予約した車が使えなかったりと、今までに結構レンタカーで苦労した。

たとえば、レンタカーは19時までに返却しなければならないという奄美ルールがあるが、帰りのフェリーの出港が21時過ぎなのでレンタカーなしの空白の2時間が存在するわけだ。前述のように早朝は予約が可能だから夜もある程度融通がきくだろうと思っていたが、そうはいかなかった。なぜなら、島の給油所が19時に閉店するというごもっともな理由があるからだ。

ガソリンスタンドが閉まる時刻を軸にしたスケジュールを組む必要があるとは思いもせず、過去にレンタカーを規定時間内に返却できないという大失敗を犯したことがある(後日、無事に返却して解決したが…)。

まあ、事前にすべてをしっかりと確認していなかった私のせいである。当然のことだが利用規定はしっかりと読んで確認するべきという、よい教訓となった。

意外と身近な存在であるハブ

奄美大島といえばハブだ。国内最強の毒蛇である。当初はそれほどあちらこちらにはいないだろうとタカをくくっていたのだが、藪や草むらに近寄るたびに現地の友人から「そっちはハブが出るから気をつけてね~」なんて普通にいわれた。「大げさだなぁ。ちょっとハブへの恐怖心をあおってない?」なんて聞いてみると「結構どこにでもいますよ」と真剣な顔で答えられた。にわかには信じ難かったが、その後、ハブを身近に見る経験談や噛まれた人の応急処置の方法、噛まれた人の症状をありのままに聞かされ、当然のことながらリアルに島民はハブとともに暮らしているということを知った。

万一の場合、噛まれたハブのサイズと体の模様を確認しておく。そして、噛まれた個所より心臓側をある程度きつくタオルなどで縛り、咬傷から毒を吸い出すこと。ハブの毒は出血毒で、たんぱく質を溶かす作用を持つ。毒性はマムシより弱いらしいが、ハブはマムシより大きな蛇なので毒の注入量が多いそうだ。だから、噛まれたハブのサイズを覚えておくと、後の治療に役立つのだそうだ。

噛まれないためには、まずは遭遇率を減らすためにハブのいそうな場所、草むら、水辺、石垣などに無闇に近寄らないことが一番である。

噛まれたら、一生後遺症が残る可能性もある。楽しい遠征が台なしにならないように注意すべきである。


【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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