【VS大型青物 etc】遠征釣行コンプリートガイド《鹿児島県・奄美大島編》

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釣りも観光も本気で楽しむのが通。次の展開がまったく予測できないサプライズ・アイランドでありながら、施設充実の離島で遠征デビューしよう!!

解説:新名啓一郎

奄美大島の魅力

1㍍はあろうダツを何者かがへし折って食い散らかしていったとか、30㌔を越えるようなイソマグロの群れが瀬際を悠々と泳いでいったとか、ゆうに20㌔を越す根魚がヒットしたカスミアジを瀬際で追い回してきたとか…。ルアーを投げるよりも先に「コレ掛けちゃって大丈夫なのだろうか…」と、思わず固唾を飲んでしまうような「磯の事件」に出くわすことがある。

離島の魅力は何といってもGTやイソマグロなどをはじめとする大型青物、コクハンアラやスジアラといった根魚など、何しろターゲットのサイズがデカいことにあるが、それだけフトコロの深いフィールドだということだ。

奄美大島に赴く回数を重ねるたびに胸をときめかせるそんな事件に出くわすことも多くなっている。また、それまでに釣ったことがない魚や見たこともない魚がヒットすることも多いので、「コレ何て魚?」などと写真を撮っておいてあとで同定し、その魚のことをいろいろと調べてみるのもおもしろい。

とにかく奄美大島では海の色も、野山で鳴く鳥も、人との出会いも、見るもの聞くもの感じることもきっと普段とは違う、旅情と新たな出会いに満ちた世界が待っている。巨大な夢とフィールドに、ルアーもあなた自身も飲み込まれること間違いなしである。


アクセスプラン

観光地として比較的開けている離島のため現地までの交通手段は豊富であるうえ、宿やレンタカー、コンビニ、24時間営業のレストラン、フィールドに精通したタックルショップなど、必要なものがすべて島内に備わっているので遠征初心者でも比較的安心して釣行できるフィールドである。すなわち「行っちゃえば何とかなる」ということがオススメする理由である。

●飛行機でのアクセス…私はフェリーを利用しているが、ザックリと調べてみると福岡、大阪、東京などからは直通便があるので便利そうだ。

●フェリーでのアクセス…移動時間が短いエア便もメリットが大きいが、行きのフェリーで遠征の楽しみを仲間たちと語り合い、帰りには思い出をゆったりのんびりと反芻する船旅も楽しいものである。往復で2万円程度(鹿児島新港~名瀬港)なので好んで利用している。

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インターネットでも定期船の予約が可能。出港当日の搭乗手続きは混み合うことも多いので、なるべく早く済ませておきたい。

※フェリー会社のwebサイトはコチラ
■マリックスライン=https://marixline.com
■マルエーフェリー=https://www.aline-ferry.com

フェリー利用のスケジュール

行きは鹿児島新港18時発の便に乗り、翌朝5時に奄美大島の名瀬港に到着。帰りは名瀬港21時20分発の便で鹿児島新港に翌8時30分着となる。往路、復路とも11時間程度(海況により1~2時間のズレあり)の船旅とあってたっぷりと休息が取れるので、到着初日は沖磯への釣行は時間的に難しいとしても、島内での行動であれば時間のロスが意外と少ない。

トカラ列島便のような日程でのシバリが少ないのも遠征のハードルを下げてくれてありがたい。ただし、シケで帰りの便が欠航となるケースも考えられるので運行会社への航行スケジュールの確認と、日程に余裕を持った釣行計画を立てることが望ましい。

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約700人が搭乗可能な大型旅客船。
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フェリー内にはレストランや風呂などがあり、ゆったりとくつろげる。

過去には台風直撃でフェリーが欠航し、予定日に行けなかったことがあるが、翌日に臨時便として運行が再開されたので無事に奄美に渡って釣りを楽しむことができた。定期船の旅とはそんなものである。それと、船が出ないほどのシケの日はまず釣りが成立しないので、のんびりと島内観光すればよいと思う。

私たちの場合、朝5時に到着後はレンタカーを調達し、計画に沿って近隣の瀬渡し、もしくはリーフフィッシングなどへ移行していく。ちなみに、早朝のためレンタカーは予約が必要だ(早朝予約ができない店舗もあるので事前に要確認)。

本命の大型回遊魚を高確率で釣りたいなら島南部にある古仁屋港から出る渡船をチャーターし、さらに加計呂麻島、請島、与路島や、トンバラなどの南西部、南東部の皆津崎、トカラ列島最南端の横当島、上の根瀬などへ渡る。私たちの場合は拠点を古仁屋に構えるが、名瀬市内から車で1時間程度なので名瀬にベースを構えることももちろん可能だ。

古仁屋港周辺も民宿やコンビニなどがあり、瀬渡し釣行のベースとして申しぶんのない環境が整っているので、連日瀬渡しチャーターというプランなら古仁屋滞在もオススメである。


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