釣果に直結!! ショア青物ゲームにおけるミノー使いの妙《実釣編》|【教えてY師匠 その4】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

釣果に直結!! ショア青物ゲームにおけるミノー使いの妙《実釣編》|【教えてY師匠 その4】

ローリング系ミノーで勝負!!

そうやって迎えた釣行当日。この日は迷いなくローリング系ミノー(ノード130FD)を投げきるつもりで朝まづめからテトラのポイントにエントリーしました。 潮はゆったりと左へ流れる状況でした。

さっそく立ち位置の正面にキャストし、ルアーを流れに乗せながら速めのリトリーブを心がけてアプローチを続けます。すると開始から5分ほどが経過したころ、着水したルアーを10㍍ほど泳がせたところで「ガッ」というアタリが!!  反射的に合わせを入れると、なかなかの手応えが伝わってきました。

ヒット直後は下に突っ込む動きを見せたので「メジロかな?」と思いましたが、その後は横へ走り出したのでサワラであると確信。慎重なやり取りで浮かせてランディングしたのはジャスト1㍍の大型サワラでした!! 

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ローリング系ミノーのアクションがハマッていきなり大型のサワラがヒット!! 喜びもひとしおです。

春先のサワラは丸々としていますが、時期的な問題か少々細めの魚体です。ともあれ、朝イチからのうれしいヒット。何より前の釣行からいろいろと考えて用意したルアーでの釣果は私にとって大きな意味があり、これでこの日は自身を持ってキャストを続けることができます。

そして、期待通りにその直後にもヒット!!  残念ながらツバスサイズでしたが、青物はこのミノーに反応するということに確信を持てました。

 
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このエリアは釣果情報が出回ると非常に混雑する激戦区ですが、ここ最近は目立った釣果が上がっていなかったのでアングラーの姿もまばら。その中でしっかりと自分の釣りを展開して結果を出すことがてきました。

急潮流攻略のセオリー

その後は休憩を挟んでポイントを移動。やってきたのは紀淡海峡がすぐ側にあり、潮の流れがとても速いポイントです。ただ、到着時は下げ潮が効いており、流れが速過ぎて釣れる気がしませんでした。

流れの速いポイントの傾向として、漠然と潮が流れているだけではあまりヒットした経験がありません。満潮や干潮前後に流れが弱まる、もしくは強まるタイミングが時合になりやすいと感じています。

このポイントではベイトフィッュの気配がありませんでしたが、干潮の潮止まり前後に時合が訪れることを期待してキャストを続けます。もちろん、ルアーはノード130FD!! 青物がいたらローリング系ミノーの速巻きに反応すると信じ、この日は予定通りにこのミノーで通します。

しばらくすると、流れがジワジワと緩んできました。「ヒットするならそろそろだろう…」と、集中してキャストを続けます。そして、フルキャストして半分の地点ぐらいまでリトリーブしてきたところで「コッ」というアタリが!!  直後に一瞬ラインがフケたので、そのまま巻き合わせを入れるとロッドがグイグイと締め込まれました。

フックの強度が少し心配なので、魚の動きに合わせた無理のないやり取りを心がけます。時間をかけて慎重に寄せてきたのは84㌢のメジロ!!  ナイスサイズでしたが、心配していたフックも問題ありませんでした。

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会心の1匹をキャッチ!!  ローリング系ミノーのノード130FDがしっかりと期待に応えてくれました。

そして、この1匹に十分満足して納竿。 前回釣行からの課題であった状況に応じたルアー使いがうまくいき、《ノウハウ編》で紹介した考え方が間違っていないということも少しは証明できたと思います。そういった意味でも非常に満足度の高い釣行となりました。

ショア青物ゲーム・ミノー19
帰路はエキスパートの赤木光広さん宅に寄って魚をお裾分け。無理をいってさばいてもらったのですが、その包丁さばきはもはやプロの料理人!!  別の機会に動画などでその腕前を披露していただけたらと思います。

おすすめのミノー

《ノウハウ編》でも紹介したように、私が愛用するタックルハウスのミノーの中でもローリングが強いノード系、ウォブリングが強いブルーオーシャン系、その中間的な存在としてK2F系という風に区別して使用しています。この3つのミノーの使い分けで攻め手が大きく広がりますよ!!

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【吉田裕彦・プロフィール】

ロングロッドスタイルによる磯のヒラスズキゲームをメインに、シーバス・青物・メバル・アジなど、さまざまなショアゲームに精通するエキスパート。圧倒的な実戦経験をもとに、釣果を左右するあらゆる要因を自身の釣りにフィードバックさせて独自のスタイルを構築。常に安定した釣果を上げている。また、その陽気で面倒見のよい人柄からY師匠の愛称で親しまれている。

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