女子アングラーにもおすすめ!! 群れを支配する豆アジングの楽しみ方|【Shar’s=Style= vol.5】
タックルセレクト
相手が15~20㌢クラスの小型のアジだけに、タックル選びも重要。具体的には繊細なタックルが有効となる。
あくまでも個人的な意見だが、魚と釣り人との駆け引きは常に五分五分の状態で楽しみたいと考えている。特に超繊細なタックルを用いるメバリングやアジングなどのフィネスライトゲームでは、釣り人が有利なタックルパワーは必要ないと考えている。
これは釣り人ばかりが有利になることで魚の引きなど、ライトゲーム本来の楽しさも半減してしまうのも懸念しての考えだ。豆アジングも同様に、ロッドやラインなどはより繊細なアイテムをセレクトすることでゲーム性が高まり、さらに楽しさが向上する。
豆アジが相手でも十分に曲がってくれるなら、柔らかいロッドの方が楽しさは倍増するはず。そこでロッドは近距離戦なら5㌳前後のショートロッドでUL(ウルトラライト)アクションのもの、オールラウンダータイプとして先径が0.6㍉で5㌳10㌅のファストテーパー的なタイプを使い分けている。
ラインは小型かつ軽量なジグヘッドでもキャストしやすいエステルラインを多用。みなさんご存じの通り、エステルラインは衝撃に弱く、急激に力がかかるとすぐに切れてしまうという欠点を持つ。しかし、巻きグセがつきにくく、他のラインとは比重が異なるので小型・軽量ジグヘッドの操作性に大変優れている。ショックアブソーバーとしてフロロリーダーを30㌢ほど結束する必要はあるが、その面倒な作業も受け入れてしまうほどメリットは大きいと感じている。
使用タックル
【ロッド】
ダイワ・月下美人 AIR AGS AJING 55ULXS(※近距離用として使用)
ダイワ・月下美人AIR AGS AJING 510ULXS(※オールラウンド用として使用)
【リール】
ダイワ・イグジストFC LT1000S-P(SLPチューン)
【ライン】
ダイワ・月下美人 ライン TYPE-E 1.25Lb(0.25号)
【リーダー】
ダイワ・月下美人リーダー3Lb(30㌢)
【ジグヘッド】
ダイワ・TG 月下美人 SWライトジグヘッドSS 0.5~2㌘
ダイワ・月下美人 SWライトジグヘッドSS 極み
※2019年後半発売予定
【ワーム】
ダイワ・月下美人 ドリビーム0.9
※2019年10月発売予定
ダイワ・月下美人 ビビビーム 極み
ダイワ・ビームスティック ZERO
【ヘッドライト】
LED LENSER・MH5
ナイトゲームならではの注意点
Tシャツに短パン、サンダル姿で豆アジングを楽しんでいる方も多いが、実は暑い時期の漁港はマダニやヌヌカなど、危険な虫でいっぱいだ。刺されると数週間ほど痒みに悩まされたりすることも。肌の弱い方ならアナフィラキシーショックの危険性も否めないため、防虫対策を意識した服装と防虫スプレーなどを持参して快適に楽しもう。
そして、夜間の釣りは危険と背中合わせという認識を強く持ちたい。明るくて安全性の向上に役立つヘッドライトを選び、明るい漁港であっても必ずライフジャケットを着用するなど、安全性の確保に努めたい。また、近隣住民や漁師さんの迷惑になるような行為はくれぐれも慎み、マナーを守って楽しんでほしい。
食味のよいアジだけに…
やはり釣れたアジはできるだけおいしくいただきたいもの。キープする場合はアジを袋に入れ、氷の入ったクーラーで保管する方が多いと思うが、よりおいしくいただくためにはクラッシュ氷をクーラーに入れ、海水を加えて塩水氷を用意するのがおすすめ。アジが釣れたらそこに入れて瞬時に氷締めにする。そして、釣りが終わったら海水を抜き、アジを袋に入れて直接氷に触れない状態で持ち帰るのが好ましい。
ちなみに、料理は唐揚げがおすすめだ。手順としては、豆アジの頭とウロコを落として3枚におろし、唐揚げ粉にくぐらせて油で揚げる。よく冷えたビールとともにいただくと最高である。
さて、今回はゲーム性の高い豆アジングについて紹介したが、この釣りは日焼けが気になる女子アングラーのみなさまにも超おすすめ!! 日中の暑さから解放され、近くの漁港で夕涼みがてらに楽しんでほしい!!
【辻原伸弥・プロフィール】
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