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釣った魚を美味しく持ち帰る方法

魚の締め方 神経締め1

新鮮な魚を口にできるのは釣り人の特権といえるでしょう。ただし、よりおいしくいただくには、フィールドで適切な処置を施して持ち帰る必要があります。その具体的な方法を動画も含めて紹介しましょう!!

まとめ:編集部

釣った魚をキープする場合、できるだけ味を損なわないように適切な処置を施しておきたいものです。そして、極力鮮度を落とさずに持ち帰り、自宅でおいしくいただくのが釣り人の使命といえるでしょう。そのために押さえおきたい知識はいろいろとありますので、ここではその点について紹介しましょう。

魚を締めるまでの注意点

まず、釣り上げた魚をすぐに(体温が高い状態で)締めると食味が損なわれ、高水温時には身割れにも繋がるので注意が必要です。また、一般的に魚はストレスをかけると味が落ちるといわれています。そのため、最も避けたいのはタイドプールなどで窒息死させたり、水温変化によって死なせてしまうこと。他にもクーラーの中で暴れて死なせたりすると味を大きく損なうことになります。

そららの行為は魚に強烈なストレスを与えるだけでなく、内出血などによって身を傷めてしまいます。加えて時間経過とともに血液が体内で固まり、味にも影響が出るので避けるべきです。

では、釣り上げた魚はどのようにキープして処置すればよいのでしょうか?  その1つの方法として軽量なロープなどで繋ぎ、しばらく生かして(泳がせて)おくことがあげられます(※カツオやサワラのように足の早い魚はその限りではありません。釣り上げたらすぐに締めるのが得策です)。

魚の締め方 神経締め2
魚を釣ったあとの処置しだいで食味が大きくかわります。適切な処置を施し、よりおいしくいただきましょう。

そうやって魚を落ち着かせることで体内の乳酸値と体温を下げ、元気な状態にして戻してやります。このとき、重いストリンガーなどで繋ぐと魚にストレスがかかるので要注意。前述したように軽量なロープタイプのもので繋ぎ、体力の回復を図りましょう。

また、しばらく生かしておくことにより、あとから良型が釣れたときなども先に釣った小さいものを逃がしてやることができます。むやみにたくさんの魚を持ち帰ることを避けられるというメリットもあるわけです。

魚の締め方 神経締め3
釣れた魚はしばらく生かしてから締めるのが得策です。

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