イカの捕食行動に基づいたイカメタルゲームの本質とは?
イカと魚の捕食行動について
イカはターゲットの背後から忍び寄り、自分の存在を悟られないように近づきます。そして、一定の距離までくると触腕を素早く伸ばし、魚やエビなどを捕捉。そこから足で抱き込んで自由を奪い、急所を噛んで動きを封じて捕食します。この流れの中で一定の距離まで接近するのに時間がかかるわけです。
一方、魚は運動能力に長けているため、餌を発見してから襲いかかるまでの時間はイカに比べると断然短くなります。被食者に対して一瞬の捕食チャンスを逃さずに襲いかかります。イカの場合、前述したように被食者をじっくりと観察してジワジワと距離を詰め、捕捉チャンスを伺ってから触腕を伸ばすため、スッテを発見してから抱くまでの時間が必然的に長くなるわけです。
もちろん、自然界の動物のことなので例外もあります。いわゆる食いが立っている場面ではポンポンとスッテにタッチしてくることもあります。イカの活性しだいということですが、その点を踏まえて高活性ならスッテをステイさせる時間は短く、低活性ならより長くステイさせる必要があります。
実釣経験を積んで私がそのようなノウハウや技術を身につけたころ、はたと冒頭の船長の言葉を思い出しました。当時は響かなかったあの言葉の意味を、身をもって理解できたのです。人間、いわれただけではなかなか身につかないものです。自分で体験して経験を重ね、初めて身につくこともありますね。
経験を積んでリベンジを達成
翌年、満を持して再び敦賀の色浜へリベンジに向かいました。船はもちろん「竹宝丸」さんです。2日間の行程で挑みましたが、初日にリベンジを達成。幸運にもタルイカの16㌔オーバーという、トロフィーをキャッチすることができました。
ファイト中も適切なアドバイスと声援を送っていただいた竹腰船長、同船の岩城さん、どうもありがとうございました!!
もちろん、その後もイカメタルゲームに没頭中です。地元の三陸沿岸ではもともと人気のあったイカ釣りですが、昨年あたりからさらに注目を浴びてイカメタルアングラーが急増中。大きな盛り上がりを見せています。 初夏のムギイカのメタルゲームに始まり、年末のヤリイカまで途切れることなくイカメタルゲームのシーズンが続きます。手軽で簡単、だけど腕の差が顕著に出るイカメタルゲーム。やってみればそのゲーム性の高さにハマること請け合いですよ!!ゴメさんのブログ【AnglersHigh】
http://blog.livedoor.jp/alfaone/
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