記録魚に加えて総重量100㌔オーバーの釣果。小笠原諸島・母島の磯にアタック!!《前編》|【SHORE SNIPER vol.20】
念願の記録魚をキャッチ!!
集中してアプローチを続けていると、7~8㍍沖で海面が炸裂!! 赤褐色の魚体とその大きさから瞬時にスジアラ(コクハンアラ)だと分かりました。足もとの海中には5~6㍍沖までテーブル状にハエ根が張り出しており、その先に潜られたらラインブレイクは必至。さらに隙を与えたら一気に走られることは容易に想像できたため、フルパワーで何度か合わせを入れました。そして、そのままロッドを両手で引き寄せ、魚を沖に向けないよう全力でプレッシャーをかけます。
相手はハリを外そうと何度か首を振ってからハエ根の向こうに走ろうとします。数㍍ほどラインを出されたものの、ギリギリでテラス上に止めることができました。すると今度は左に向きをかえ、その先にある深い水道へ向かって走り出しました。再びラインを出されながらも足もとの磯に触れないよう私も左に移動。何とか止めることに成功しました。
すると今度は右に向きをかえ、沖に広がる深みを目指して走ります。しかし、相手も2度のダッシュを試みたあとなので体力を消耗しており、すぐに海面近くに浮上。その魚体の大きさに私のアドレナリンも全開です。
ここが勝負どころと考え、魚に走り寄って距離を詰め、一気にリフトすると足もとに浮かせることができました。ここで駆けつけてくれていたE氏が一発でギャフ撃ちを決めてくれ、磯の上に引き上げました。
昨年はギャフ入れ寸前に逃したスジアラ(コクハンアラ)ですが、今回は念願叶ってそのリベンジに成功。120㌢オーバー、24㌔超の自己記録サイズでした(編集部註:この魚は非公認ですが、コクハンアラのJGFA記録を上回るサイズです)。その巨体を目の当たりにして感動と興奮が一気に押し寄せ、同礁した3人で歓声を上げました。
【実釣動画】小笠原・母島の沖磯で記録魚とビッグファイト
さて、冒頭で述べたように今回は2日間に渡って母島の沖磯で竿を出しました。このあとも現地ならではの釣りを満喫しましたので、以降の模様は《後編》にてご紹介したいと思います。どうぞご期待下さい!!
(※《後編》に続きます)
使用タックル
【リール】
シマノ・ステラSW14000XG
【ライン】
YGKよつあみ・ロンフォート オッズポート6号
【リーダー】
YGKよつあみ・ガリス イソハンター20号
YGKよつあみ・ガリス FCアブソーバー130Lb
シーガー・万鮪70号
【フック】
カルティバ・ST-66(#3/0)
カルティバ・STX-68(#4/0)
【ルアー】
マリア・ボアーSS195(プロト)
ライブリールアーズ・マックベイト7inc
将軍公房・陸奥(プロト)
【大野 祐・プロフィール】
※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
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