離島ならではの豪快なヒラスズキゲームを体感!!|【ロックショア・スピリッツ vol.5】
心地よい気候に触発されて長崎県の離島へ遠征。現地では前半をポイントの下見、後半を実釣に当ててヒラスズキを追い求めたところ…
Text & Photo 土師雄起
ヒラスズキを狙って長崎県の離島へ
磯のヒラスズキ狙いには少々波が足らずとも「海を横目に車で海岸線を走りたいなぁ~」と、ついつい釣りに出かけたくなるよい季節になりました。ホームの紀伊半島での釣りが特に楽しい時期であるにもかかわらず、「あの島はどうだろう…」と気持ちが遠征に向くのもきっとこの気候のせいでしょう。そんな陽気に誘われて訪れた長崎県の離島での模様をレポートさせていただきたいと思います。
今回は日程の関係で電車、飛行機、バス、フェリーと乗り継いで大阪から現地に向かいました。目的地までの道中にも遠征の醍醐味を感じる僕にとって、長距離を短時間で移動する飛行機は遠征を味気ないものにしてしまうのではないかという心配がありました。しかし、そのぶん空港とフェリーターミナルを繋ぐバスに揺られる時間は非常に心地よいものでした。窓越しに初めて見る景色と、なじみのない地名が連続する道路の案内標識に遠くまできたことを実感して心が躍りました。
現地でのヒラスズキゲーム
さて、現地の海況はというと、滞在した数日間の前半はナギでしたが、後半は海がシケて磯のヒラスズキゲームには絶好の気象条件になりました。凪いでいる間は出発前に目星をつけた磯の下見をして回り、時化たタイミングで釣れる可能性を感じた磯を効率よく巡るという算段です。
下見で海鳥をよく見かけ、強い生命感があったのは東面でしたが、今回の気象条件で最も波の影響を受けやすいのは南面。そんなもどかしさを抱えながらも、選択肢としては波優先の南面一択。最初にエントリーしたポイントは波の高さも上々で、いかにも釣れそうなサラシにドキドキしながらアプローチを開始しました。
しかし、ポイントをくまなくチェックしたものの、一等地で小型のヒラスズキを1匹キャッチしたのみ。少し期待ハズレな感じでした。
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