パワーファイター・シイラを相手に青物ゲームのスキルを磨こう!!|【南紀沿岸警備隊 vol.5】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

パワーファイター・シイラを相手に青物ゲームのスキルを磨こう!!|【南紀沿岸警備隊 vol.5】

アプローチとシイラゲームの注意点


ポイントには夜明けのタイミングでエントリーしてアプローチを開始。活性の高いシイラが回遊していれば、激しいポッピングで誘うと遥か沖からでも背ビレを出してルアーをチェイスしてきます。 ルアーを足もとまで追ってくるのに口を使わないという場合は、すぐにルアーをピックアップ。沖へ戻っていくシイラの近くにルアーを叩きつけるようにキャストします。すると、着水音に反応してリアクションバイトなんてこともあるのでぜひ試して下さい。
青物釣り入門 シイラ5
ポイントを広く探るという意味でもやはり遠投が有利。ただ、シイラはルアーに好反応を示すので多少離れた場所からでも追いかけてきます。
シイラがヒットしたら強引なファイトで主導権を握りましょう。魚がテイルウォークを見せたらロッドを寝かせてフックアウトしないようにします。 そしてランディング。前述したように、陸に上げたシイラはとにかく暴れます。口にはルアーが掛かったままなので、フックには十分に注意して下さい。ちなみに、以前に2週連続でフックが刺さり、病院のお世話になった友人がいます。そんなこともあるのでフックはカエシのないバーブレスを使用する、もしくはバーブを潰したものをセットするのが無難です。 魚からフックを外す際は丈夫で大きめのプライヤーが扱いやすくておすすめです。それと、スポンジマットなどを持参してそこに魚を乗せるようにすれば暴れにくくなるので覚えておいて下さい。 さて、今回は夏の風物詩であるシイラゲームについて紹介しましたが、水温もそろそろ20度まで上がってきたのでいよいよシーズンインです。近年は黒潮の蛇行により不調が続いていますが、今年はどうなることやら…。とはいえ5月中旬現在、中紀の小浦一文字などではすでに釣果が上がっているようです。とにかくフィールドに足を運んで別名、万力と呼ばれるほどの強引をぜひ味わって下さい。
青物釣り入門 シイラ6
かなり古い写真ですが、私は長年この釣りを楽しんでいます。やはりコイツの強引を味わわないと夏は始まりません!!

【関口 剛・プロフィール】

南紀エリアにおけるショア青物ゲームのパイオニアの1人で、隊長の愛称で親しまれる実力派アングラー。日常的に地元の磯へと通いながら離島への遠征もこなし、数多くの実績を残している。最近は年間釣行回数が減ったとのことだが、それでも経験値を生かしてホームの地磯で確率の高いゲームを楽しんでいる。

【ショア青物ゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「ショア青物ゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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