想定外の大物も!! 沖縄のスーパーシャローゲーム|【いちゃりば釣Day! 其の四】
            上げ潮での釣り
さて、潮止まりの時間も終わりを告げ、徐々に流れが出てきました。岩の上から海の様子を伺っていると、小魚が岸近くに集まり出しているのが分かりました。水位の上昇とともにその数が増え、目の前が小魚だらけに…。小さなボイルも起きているので、すかさずルアーをキャストしましたが、小魚が多過ぎてシンキングペンシルのフックに引っ掛かってしまいます。このまま小魚を釣り続けて僕が狙っている魚の餌がなくなってしまうと大変なので(笑)、小型ポッパーに変更してトップを狙うことにしました。
ルアーをセットしながらポイントを観察していると、離れた場所にブレイクがあるのを発見。小魚が集まってボイルしている場所は足首ほどの水深ですが、そこから橋を挟んだ反対側の少し沖は急に深くなっており(それでも膝ほどの水深ですが…)、上げ潮により強い流れが発生しています。そこではいっさいボイルが起こっていませんが、サイズアップを狙うには今のポイントで上げ潮により水位が上がるのを待つよりも、積極的に移動して潮ヨレを狙うのが得策。そう考えてポイントを移動することにしました。
ライトゲームで大物をキャッチ!!
橋の上にやってきて、そこから先ほど見つけたポイントにルアーをキャスト。狙い通りの場所に着水し、アクションを加えるといきなり「ドボン」という強烈なバイトが!! しかし、強い流れによってできた糸フケによりハリ掛かりしませんでした。
次投では流れを計算し、潮がヨレている少し沖にキャスト。あらかじめラインをまっすぐに整えた状態でポッピングを繰り返し、再度ヨレの中にルアーを通すと「ドボンッ!!」というこの日一番の大きな捕食音が周囲に響き、少し間を置いてロッドが曲がりました。
フッキングがバッチリと決まり、ラインが勢いよく引き出されます。魚が橋の真下に入り、流れに乗ったときはどうなることかと思いましたが、竿を真下に向けてのリーリングとサミングで何とか魚を浮かせることに成功。最後は仲間に協力してもらい、無事にランディングしたのは何と50㌢後半のロウニンアジ(方言名はガーラ)でした。
この時点で夕まづめまで少し時間がありましたが、十分に満足したので早めに納竿。仲間と一緒にパーラーで今日の釣果を称え合い、心もお腹も満たされて帰路に着きました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。冒頭でも少し触れたように令和の時代になりましたが、今後もかわらずに釣りをすることの楽しさと、自分なりの楽しみ方を発信していければと思っています。改めてこれからもよろしくお願いいたします!!
使用タックル
【ロッド】
AGO products・Shoots TWITCH S76ML
【リール】
シマノ・セフィア CI4+ C3000S
【ライン&リーダー】
PE0.8号+リーダー12Lb
【ルアー】
TULALA・フライテクス トパーズ45S
マリア・ポップクイーンF50
【金城じょにぃ・プロフィール】
地元、沖縄でライトゲームからGTゲームまで、またショア、オフショアを問わずにルアー釣り全般を精力的に楽しむスーパーマルチアングラー。「釣りを自分の生き方の一部として考える」をモットーに、独自のスタンスで魚やフィールドと向き合っている。
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