【オフショアジギング】10匹のハタが釣れるタイミングとは?
各種情報の収集法について
サイズはともあれハタがよく釣れる潮の流れ方というものがあり、毎年必ずといっていいほどそうしたチャンスが巡ってくる。黒潮が接岸した後の、少し潮が緩むタイミングが特に狙い目だ。黒潮の動向については海上保安庁が情報を毎日発信しており、春はそのチェックを怠らないようにしている。また、常連の方々が蓄積したデータであるため詳しくはいえないが、その潮に絡んで潮位変動もベストな状態となると、ハタが1日で10匹前後も釣れる日がある。これまでに何度かいい目をしたこともあるが、そんなタイミングに合わせて釣行予定を組むことは容易ではない。いい潮だと思いながら仕事中に最新の釣果情報を見て、やはり釣れていたかと悔しい思いをすることもしばしばだ。そんな日はもちろん仕事が手につかず、急遽予定を組んで釣行するが、あとの祭りである。
他にも、インターネットやテレビから得られる情報を活用することは多い。たとえば、前記の海上保安庁のHPや気象衛星NOAAの衛星画像、天気図などから黒潮の流路や海水温、黒潮の流れにともなって発生する反転流や冷水渦、冷水塊の位置などをある程度把握することができるので毎日チェックしている。
ただ、そうしたデータだけでは割り出せないのが釣りであり、最終的には仲間や船頭からの情報を最も重要視している。この海域で普段から竿を出している方々は本当に釣りがうまくて独自の考え方を確立されており、潮の捉え方などに鋭いセンスを持っている。そうした釣り人から得た情報を元に次回の釣りの組み立てをある程度想定し、空いた時間を利用してタックルのメンテナンスやアシストフックの製作などをしっかりと行ない、いつでも出撃できるように万全の態勢を整えておくことが大事だと思う。
春先の南紀・潮岬沖&高知・室戸岬沖でのタックル例
ロッド=3~7㌉程度のスローピッチ専用ロッド(ビート・プロパゲート)/リール=ベイトリール1500~2000番/ライン=大型を想定してPE2~3号/リーダー=フロロ8~14号/ジグ=メインは180~300㌘。潮が速い場合は500㌘程度/フック=オーナー・ジガーライトホールド3/0以上。根掛かりの多いポイントや、潮流によってはジガーライトシワリ3/0以上も使用
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