厳しい気象条件の中で磯のヒラスズキゲームの真理に迫る!!|【SHORE SNIPER vol.16】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

厳しい気象条件の中で磯のヒラスズキゲームの真理に迫る!!|【SHORE SNIPER vol.16】

磯のヒラスズキゲーム 外房1

磯に立つチャンスが少なかった2月ですが、それでも自分なりに納得できる釣りを体験。この時期にメイン狙うヒラスズキゲームならではの醍醐味を味わうことができました

Text & Photo 大野 祐

観測史上最強クラスの寒波にインフルエンザの大流行と皮肉にも真冬らしい2月でしたが、みなさんはいかが過ごされましたか?  私はというと寒いうえにナギ続きだったり、「フィッシングショーOSAKA」に出向いたり、仕事も忙しくなるなど、2月は4度しか磯に立てませんでした。それでも毎回ヒラスズキの反応が得られ、何匹かの魚を手にできて納得です。目立った釣果こそありませんでしたが、印象深い釣行や改めて実感できたことがありましたので、一連の模様をご紹介したいと思います。

冷たい雨の中でヒラスズキ狙い

2月下旬、この日は低気圧が通過して冷たい雨が降り、波も十分に出ている状況でした。この厳しい天候では誰もいないだろうと考え、ゆっくりと釣り場へ向かいましたが、現地では釣友2人がすでに準備をしていました。こんな日に釣りにくるなんて好きモノ同士とお互いをイジり合いながら、夜が明けるころに釣友2人は一級磯へ。私は二級磯にエントリーしました。

サラシが適度に広がってわるくない状況でしたが、しばらく攻めても反応がありません。潮も引いてきたので釣友が竿を出しているポイントへと移動しました。

磯のヒラスズキゲーム 外房2
冷たい雨が降る過酷な状況下でヒラスズキを追い求めます。

するとそのタイミングで魚が入ってきたのか、釣友が立て続けに2匹のヒラスズキをキャッチ!!  1匹はランカーサイズだったので極寒でもテンションが上がります。釣友は今年初めての魚を手にしたうえにランカーもキャッチし、まさに感無量の面持ち。私もその表情や気持ちに触れられて嬉しくなってきました。

グッドコンディションのヒラスズキをキャッチ!!

その後はかわって私もキャストさせてもらいましたが、なかなか反応がありません。ここで潮も引いてきたので立ち位置をかえることに。魚の着き場も近くなったのでルアーを飛び道具からミノーにチェンジしました。

よいセットの波にルアーを撃ち込み、止まるくらいのスローなドリフトで誘うと待望のバイト!  無事にキャッチしたヒラスズキは65㌢とサイズはもう1つでしたが、産卵前でコンディションのよい魚体でした。さらに嬉しかったのはルアーが頭からガッポリと口に入っていたこと。これだけで寒い中がんばった甲斐があったと満足し、その後に小型をもう1匹追加して納竿としました。

磯のヒラスズキゲーム 外房3
コンディションのよいヒラスズキがルアーをしっかりと食ってくれました。この1匹で報われます。

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