操作性はジグヘッド並み!?【タックルハウス・ショアーズ ライジングミノー43＆53】の実力

近年のルアーにおけるトレンドの１つでもある「上向きリップ」だが、その先駆け的存在であるタックルハウス・ライジングミノー。そんな同ルアーのライトゲーム用ラインナップである『ライジングミノー43』のパッケージとカラーチャートが見直され、『ショアーズ　ライジングミノー43』としてリニューアルデビュー。合わせて新サイズ『ショアーズ　ライジングミノー53 』が登場した。

同ルアーはメインターゲットをメバルに据え、デッドスローリトリーブでの挙動にもこだわったウェイトバランスに設定。タダ巻きではウネるように艶めかしく泳ぎ、ロッドワークを加えることでベイトが水面へ逃げ惑うような上昇アクションも演出できる。また、水平フォールと上昇アクションを組み合わせることで、タダ巻き以外の多彩なアプローチも可能となっている。

そして、進化するマイクロプラグシーンにおいてこのルアーが異彩を放っているのは表層レンジの操作性である。表層をジグヘッド並みに細かく探ることができるという強みは、より繊細なアプローチが求められる場面も多い現在のメバルゲームシーンにおいて活躍の機会が多いのは必然といえるだろう。

エキスパート・レビュー

解説：武田　栄

宙層狙いや水深１㍍以深のポイントでは通常のプラグ操作（ロッドティップを下げてゆっくりと巻く、テンションをかけながら誘い続けてバイトを誘発する）となりますが、シャローの根回りをタイトに攻める場合はこのルアーの一番の特徴である「上昇アクション」を生かしたアプローチが有効です。キャスト後はすぐに糸フケを取り、ロッドティップを上げたまま表層付近をトレース。ときおりリトリーブを止めてアクションに緩急をつけるとナーバスな状態のメバルも思わず口を使ってくれます。

最近の実釣ではこれで産卵前の大型メバルがヒットしました（狙っていたわけではあません…もちろん即リリース）。さらに、この日は表層で誘い続けるとプリスポーンの高活性なメバルが数釣れました。まるで軽量ジグヘッドを操作しているように扱える『ライジングミノー43&53』は高いポテンシャルを秘めた最新のマイクロプラグであるといえます。

近年は選択肢も多くなったマイクロプラグですが、さらなる機能の追求はとどまることを知りません。ファインタックルとコンセプトに基づいたマイクロプラッギング、タックルハウス「SHORES」の世界はこの先もさらに進化していくことでしょう。

アクション動画

◾️ショアーズ　ライジングミノー SRM43

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◾️ショアーズ　ライジングミノー SRM53

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