アングラーの心を熱くさせる魅惑のゲーム、東北のサクラマスジギング | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

アングラーの心を熱くさせる魅惑のゲーム、東北のサクラマスジギング

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

有効となるタックル

ロッドはライトジギング用をメインに使用。ラインはPE1号、リーダーは5号程度です。PEは0.8号でもよいのですが、サクラマスジギングではヒット後に同船者とラインがクロスしたり、同時にヒットして三つ巴のオマツリなんてこともよくあります。ですからあまりに細いラインはおすすめしませんが、太くてもPE1.5号までがよいでしょう。

リールはベイトでもスピニングでも好みのものを使用すればOK。前述したようにレンジの見極めが重要となるので、I Cカウンターつきのベイトリールも便利です。

ジグはポイントの水深によって100~200㌘程度のウェートを選択。スロー系、ワンピッチ系、ロング、セミロングなど、すべてのタイプでヒットの実績があります。カラーについてもシルバー、ゴールド、グローカラーなど、さまざまな色にヒットします。

フックはスロー系の前後チラシのスタイル。フロント側だけのワンピッチ系スタイルでも構いません。食いが渋いときにテイルフックを外し、フロント側だけにするのも効果的です。

効果的なアクションとアタリへの対応

釣り方はゆっくりめのワンピッチやスローピッチがメイン。サクラマスが浮き気味のときは手返しのよいワンピッチ系で早い釣りを展開するのが効果的ですが、サクラマスが浮いていない、もしくは追いがわるい場面ではスロー系でじっくりと見せて釣るのが得策でしょう。また、サクラマスの活性が高めのときは上げのアクションに好反応を示し、逆に活性が低めのときはフォール主体で釣るのがおすすめです。

サクラマスはヤマメのようにジャレつく感じでジグにアタックしてきます。ジグを操作しているときにフッと引き抵抗がかわったりするときはサクラマスがジグについてきていると判断。リズムをかえず、そのままシャクり続ければヒットに持ち込むことができます。

ミスバイトがあった場合は一瞬ジグを止めてファールさせたあと、再びシャクり上げます。大抵は数匹でジグにチェイスしてきているので1匹が追いをやめても、他のサクラマスがヒットすることが多いです。だから「バレた!!」と思っても誘い続けることが重要です。

ファイト時の注意点

サクラマスのアタリはカウンターバイト的にカンッという金属的なものだったり、グルグルとローリングする感触が伝わったりとさまざまです。ときには一気にジグの重量感がなくなり、ラインが明後日な方向に走るなんてこともあります。

サクラマスはベイトフィッシュにアタックして動きを止めてから捕食することが多いのか、スレ掛かりが多発するのも特徴です。顔周辺ならまだしも、背中や尾ビレ、腹ビレ回りなどによくファールフッキングします。そして、海にいるサクラマスはまだ皮が柔らかく、強引なファイトをすると身切れの原因となるので注意が必要です。ヒット直後は掛かりどころが分からないので慎重にいなし、ていねいなやり取りを心がけて下さい。

ヒット後は一気に水面に向かって走ったり、斜めに走ったりします。さらにはあらぬ方向で水面ジャンプするなど、とにかくトリッキーな引きがサクラマスの持ち味です。同船者とラインがクロスしても慌てず、うまく連携して対応することが重要です。

2018年シーズンの釣果

私自身、2018年は2月の下北半島・尻屋崎への釣行スタートし、地元の金華山周辺でシーズンを終えました。計7回の釣行でトータル25匹のサクラマスをキャッチしました。

2018年はサクラマスの回帰が多かったのか、数はたくさん釣れましたが、そのぶんサイズはバラバラでときにはヤマメサイズも見受けられました。

私の最大魚は2.5㌔でしたが、3㌔オーバー、ときには4㌔クラスもヒットする東北のサクラマスジギング。極寒の東北地方の早春にキラキラと鱗を散らすサクラマスは、本格的な春の訪れを心待ちにするアングラーの憧れのターゲットなのです。

サクラマスジギング 東北3
美しいサクラマスを手にしたときの喜びは格別。2019年シーズンもこの感動を求めてジグをシャクり続けたいと思います。

(続きます。近日公開予定)


ゴメさんのブログ【AnglersHigh】
http://blog.livedoor.jp/alfaone/


スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。