磯のヒラスズキ・シーズン序盤を制する戦略的釣行|【Experienced Plugger vol.1】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

磯のヒラスズキ・シーズン序盤を制する戦略的釣行|【Experienced Plugger vol.1】

強い波風に苦戦

現地入りしてまず最初に感じたのは予想以上に風が強いということ。朝イチの時点では波高予報2.5㍍に対して十分過ぎる状況であった。

重要なファーストポイントをどこにするか迷ったが、この日は大潮で満潮時刻が午前10時前。ちょうど上げ潮が活発なタイミングということもあり、潮位が上がるとポジションが著しく制限されるシャローエリアを避け、足場が高くて潮位変化にも対応しやすい北端の灯台下エリアにエントリーすることにした。

  • 北端に位置する「大島灯台」。メジャーポイントながらヒラスズキの実績は高い。

ポイントに到着すると風はいっそう強く、沖に白波が立つほどの強風が吹き荒れていた。風を正面から受ける突端のポイントは玄界灘特有の風波で海面が激しく乱れており、一見するとサラシはよい感じだと思われた。しかし、風にあおられた波は磯際で次から次に立ち砕け、セットの間合いが取れない白濁の状況にあった。

このポイントは足もとから比較的水深があり、磯際のサラシの払い出しや、際から少し離れたサラシの切れ目などがヒットゾーンになる。ただ、この日はルアーを水面下でキープするのが難しい状況がしばらく続き、苦戦を強いられた。

磯のヒラスズキゲーム 筑前大島2
磯のヒラスズキゲーム 筑前大島3
朝イチは予想以上の強風が吹いており、玄界灘特有の風波は磯際を激しく掻き乱していた。

予報では急速にナギに向かうはずだったが、朝イチから1時間弱は状況に変化が見られなかった。そこで、突端部から丘を挟んで少し風が避けられるエリアへ移動。このポイントには同行のメンバーが先行していたが、先端部と同様にこれまでノーバイトとのことであった。

この状況から大きく移動するかどうかという選択を迫られたが、祝日とシケが合致したこの日はアングラーの姿も多く、セカンドポイントでは先行者の存在が気がかりだった。そしてメンバーと検討の末、この北端のポイントでもう少し様子をうかがうことにした。

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