浅場のシガヤーフィッシング|【いちゃりば釣Day! 其の二】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

浅場のシガヤーフィッシング|【いちゃりば釣Day! 其の二】

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短パンマンスタイルで入水

釣行当日の朝、まだ起きてこない太陽を尻目に同行の仲間との待ち合わせ場所へと向かいます。ポイント近くで合流した後は、とりあえず眠気覚ましのコーヒーを飲みながら今日の釣りについてあれやこれやとユンタク(沖縄の方言で「おしゃべり」という意味)します。

貴重な朝まづめですが、仲間とのコミュニケーションもそれと同じく大切なものだと思っています。この日もワイワイとユンタクしていると、太陽があっという間に僕らを追い越したので慌ててポイントへ向かいました。

シガヤーダコ釣り 沖縄4
釣り場と先行者の方に挨拶を済ませてこの日の釣りがスタートです。

海の様子を確認すると、やはり手前から水深が深い…。とにかく初めてのシガヤーダコ釣りなので、釣れなくても雰囲気か掴めればよしと考えて入水。水温が下がっていることを感じますが、そこは沖縄の海ということでまだまだ問題ありません。

先行者の方々はウェーダーを着用し、昨日釣り具屋さんで聞いた沖の方にある好ポイントに入っています。それに対して僕らは海パンにレギンスのいわゆる「短パンマン」スタイルです。きっと釣果の差は歴然でしょう(そもそも朝まづめに遅刻しているし…)。でも、僕は人と釣果を競うつもりはいっさいありません。大自然とじっくり向き合い、まずは最初の釣果を目指します。

シガヤーダコ釣り 沖縄5
写真右上に見えるのが先行者の方です。「おんぶして連れて行ってくれないかな~」とくだらない冗談をいいながら僕らもいざ出陣です。

予想外の展開で呆気なく…

まずは手前のポイントでアプローチを開始。キャスト後は餌木を着底させ、ゆっくりズル引きというパターンを繰り返します。すると、ちょうど海藻の横をラインが通過した直後に「モサッ」という感触が。僕の経験上、100㌫の確率で海藻が引っ掛かった感触なのですが、店員さんのアドバイス通りに練習も兼ねて合わせを入れてみました。引いてくる感触も海藻そのものです。

回収した餌木についた海藻を取ろうとしますが手にくっつきます。まるで吸盤がついてるかのように…って吸盤じゃないか!!  予想外の展開ですが、最初の1パイは数投で呆気なくキャッチすることができました。

シガヤーダコ釣り 沖縄6
これがシガヤーダコ(ウデナガカクレダコ)です。彼らなりの抵抗なのか腕で石を抱え込んでいます。

完全に偶然の釣果ですが、初めて手にしたシガヤーダコに大はしゃぎ。釣れた喜びを仲間たちと分かち合います。
店員さんがいっていたように、アタリらしきものはまったく感じませんでした。ともあれ、偶然の1パイでは何も分からないので、アプローチを再開して先ほど釣れた周辺をくまなくチェックします。

しかし、無駄な合わせで根掛かりが多発。このままではいけないと思い、最初に釣った1パイの感覚を思い出して釣りをもっと深く掘り下げるように頭の中を整理します。

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