浅場のシガヤーフィッシング|【いちゃりば釣Day! 其の二】
今回はシガヤーダコ釣りに初挑戦してきました。いろいろと調べていく中で分かったことは、釣行当日はこのターゲットを狙う上で最悪の条件であるということ。果たして前途多難なアタックの結果は…
Text & Photo 金城じょにぃ
ハイサイ!! みなさま、当連載をご覧いただき誠にありがとうございます。新品の箱から取り出す最初のティッシュはいくらがんばってもムダな量を取ってしまう金城じょにぃでございます。
さて、今回は人生初のシガヤーダコ釣りに挑戦してきました。本来は潮が大きく引く日の干潮時に餌木などを使ってサイトで狙えば確率の高い釣りが展開できるようですが、釣行日はあいにくの小潮回り。水深が深いのでサイトゲームはできず、入水して本命のポイントまで行くという厳しいコンディションでした。
でも、個人的には問題なしです。そもそも休日に条件に恵まれるなんてことはそうそうありませんし、むしろ僕自身は恵まれない日の方が多い気がします。釣りに行けるだけで幸せ!! 僕の場合、釣行できる日はすべて釣り日和だと捉えています。というか、自分にそういい聞かせています。
タコ、食いたくないですか?
冬はまだ先だと思いながらも、日が暮れるころにはひんやりとした風が半袖の僕の腕を冷たく撫でる沖縄の11月。そんな折、釣り仲間から「じょにぃさん、タコを食いたくないですか?」というお誘いが。詳しく話を聞くと、どうやら「シガヤーダコ」がよく釣れているとのこと。しかも、餌木で釣れるようなので2つ返事で釣行が決まりました。
さっそく準備に取りかかろうとタックルについて聞くと、釣り仲間から「実は僕も狙ったことがないんですよ」という意外な返答が…。そこで「餅は餅屋」ということで、釣り具屋さんで情報収集です。
さっそく店員さんにタコ釣りについて聞くと、「小潮は最悪ですね」と厳しいお言葉が。どうやら僕らが釣行を予定している日は以下の懸念材料があるようです。
●小潮なのであまり潮位が下がらず、実績ポイントまで行くことができない。
●潮が引かずに水深があるのでシガヤーダコを見つけづらい。
「他の日がいいよ~」とまでいってもらったのですが、10月から年内は仕事の繁忙期に当たり、11月に釣行できるのはその日だけ。事情を伝えたところ、何とかチャンスがありそうな場所や釣り方、餌木などを親切ていねいに教えてくれました。
ひと通り話を聞いた後、店員さんから「そうそう、タコが餌木を抱いてもアタリはでませんよ」という情報が。なっ、何だと? 僕自身、フカセやサビキ釣りなどでいわゆる「繊細なアタリ」については経験があるのですが、まったくアタリがでない釣りというのは初めてです。
何でも目視で釣りができない状況なら餌木を遠くにキャストして底を取り、ゆっくりとズル引くパターンが有効になるとのこと。ただ、タコは餌木に抱きついてもその場から動かないので根掛かりと同じ状態になるようです。そして店員さんから「疑わしきはすべてフッキング!!」というアドバイスをいただきました。 何と潔い行為でしょうか。ワタクシ、このようなシンプルなパターンは大好きです。シンプルであるがゆえに、きっとそこには明確な答えがあるはず。購入した道具の他に、期待と興奮をいただいて釣り具屋さんを後にしました。準備は整ったので後は釣るだけです!!
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