【青物ジギング】ジグのポテンシャルを最大限に引き出す方法
潮流に合わせたウェート調整法
基準となるパイロットジグ…形状=セミロング/重心=センターバランス/ウェート=150~170㌘
[spacer]まずは使い慣れたパイロットタックルから始めることで潮流の変化が察知しやすくなる。それと、ヒラを打つように動くセンターバランスのジグは、ジャーク時の引き抵抗で潮の流れを把握しやすい。
コンセプト
ジグの動きは潮流に大きく左右される。潮が効き過ぎていてもジグは動かないし、流れがない状況では魚の活性も上がらない。そのため、潮噛みのよいレンジを重点的に探り、潮流とほどよく絡むウェートを捜し出してジグ本来のアクションが演出できるように心がけている。常にジャーク時の抵抗を意識することで、魚がヒットしやすいときの抵抗(しっかりとジグが動いている感触)がわかるようになるだろう。
狙い目となるポイントは潮の壁
すべてのレンジで同じように潮が流れているわけではない。必ず潮の流れ方がかわる境目が存在するはずだ。青物はこの潮の壁にベイトを追い詰めて捕食するため、絶好の狙い目となる。ジャーク時の抵抗の変化で潮境を察知してPEラインのマーカーで覚えておき、その付近を集中的に狙いたい。
潮の噛み方を視覚的に判断
強めのジャークでジグをスライドさせると、センターバランスのタイプはホバリングしやすい。この特性を利用し、ラインが張るまで(ジグがフォールするまで)の時間で潮の噛み方や潮流の具合を判断する。
釣り方を工夫して状況を打開
ウェート調整だけですべての状況に対応できるわけではないので、タックルバランスや釣り方を工夫することも大切だ。潮流が速い場合はラインの号数を落として対応している。0.5号の違いだけで、着底までの時間が驚くほど短くなるし、引き重りも軽くなることを覚えておいてほしい。
釣りやすい状況を作るためには…
投入点によってラインの角度を調整することも重要だ。たとえ、潮が速い状況でも150㌘のジグで対応することができるだろう。
3点サミング
なるべく糸フケを作らずに底までジグを落とすには、サミングによるラインテンションの調整が欠かせない。ただ、ベイトリールと違ってスピニングでは一定の負荷をかけ続けるのが難しい。そこで、スプールを3点で押さえることで適度なテンションをキープし、フォールスピードを速くしている。
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