【リバーシーバスゲーム】居着きの個体を攻略するには? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

【リバーシーバスゲーム】居着きの個体を攻略するには?

リトリーブスピード

リトリーブスピードについてナイトゲームに絞って解説しよう。まずは流芯のブレイク狙いについて。ひとことに流芯のブレイクといっても非常に範囲が広いため(ほぼ川の長さに比例する)、まずはできるだけ広範囲にルアーの存在をアピールする必要がある。そのため、使用するルアーの波動が最大限に引き出せるリトリーブスピードで魚の側線にアピールしたい。

続いてストラクチャー狙いについて。特に明暗部についたスズキは光量があるぶんだけベイトに気づかれやすい。そのため、ベイトを追わずに一瞬で捕食することが多くなる。これを踏まえてゆっくりとしたリトリーブで誘うのが効果的だ。つけ加えるなら前述のようにカウンターでの捕食が中心となるのでミスバイトも多い。それを防ぐためにもスローリトリーブで狙うのが得策である。

一連のアプローチの中で特に注意したいのはルアーの着水点だ。流れを考慮してルアーがどのような軌道を描き、どこでターンするのか? 漠然とキャストを繰り返すのではなく、その点を意識して狙いのポイントにルアーを通すことを考え、着水点を決めるようにしたい。

また、ワンパターンなアプローチを繰り返すのではなく、狙いを明確にしたうえで立ち位置、トレースコース、レンジを変更してくまなくポイントを探ることで手にできる魚が増えるはずだ。

リバーシーバスゲーム ハウツー4

《参考タックル》ロッド=ゴールデンミーン・アウトレンジ ORS-94P/リール=ダイワ・ モアザンブランジーノ3000/ライン=PE2号/ルアー=ハルシオンシステム・ペニーサック140、エヌシコ96RM (20㌘)など

(SWマガジン 2013年11月号より)

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