リバーシーバスゲーム・落ちアユパターン入門《後編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

リバーシーバスゲーム・落ちアユパターン入門《後編》

上下の流れの変化にも注目

基本的にはトップやミノーをメインにした表層の釣りだけで十分に釣果が期待できるが、状況によってはバイブレーションなどで深いレンジを探ることもある。

流芯の脇にできる反転流は横方向(左右)だけでなく、縦(上下)方向にも発生する。たとえば、流芯の深場(水深2~3㍍)では上層だけが本流の速い流れとなり、その下層では上流へと流れる反転流が発生することもあるのだ。

そういった深いレンジにある流れの変化を探るときはシンキング系のルアーの出番となる。このときも張らず緩めずのテンションをキープするのが基本。ラインが沈んで流れの影響を受けやすくなるので微妙なラインテンションの調整が難しいが、大型が定位しやすい1級ポイントなので果敢に探ってほしい。

また、強風でラインがあおられるときなどもバイブレーションでラインを沈めて対処することもある。

リバーシーバスゲーム 落ちアユパターン8

ファイトのコツ

強引なファイトは厳禁だ。コンディションのよいシーバスの強引に流れの抵抗が加わるとかなりのパワーとなる。ドラグは少し緩めに設定しておき、余裕があれば魚の引きに応じて微調整することでキャッチ率が上がるだろう。

魚との引っ張り合いは釣りの醍醐味ではあるが、力任せではなくターゲットをうまくコントロールするスキルを身につけたい。流れに乗って走っているときは無理に引っ張らず、一定のテンションをかけたまま相手の動きが落ち着くまで待つ。

しっかりと弱らせてからもロッドをあおったりせず、一定のテンションをキープしながらリーリングで寄せたい。とにかくあわてず、常に主導権を握りながらやり取りすればランカーサイズもキャッチできるだろう。

取り込みに関しては、近くに浅瀬などがあればズリ上げるのがベスト。立ち込んでいる場合は、あわてずに落ち着いて行動するよう心がけたい。

ズリ上げられる場所が近くにない場合は玉網で取り込むことになるが、水面で魚が暴れたり、夜釣りではライトで照らさなければならないこともあるので場荒れしやすいのが難点だ。できる限りスムースに取り込むように心がけたい。

リバーシーバスゲームの注意点

落ちアユパターンの好ポイントは上流部であることが多く、特に堰堤付近やその魚道に絡むポイントが狙い目となる。ただし、河川によっては堰堤周辺が禁漁区に設定されていることもあるので要注意。初めてのポイントにエントリーするときは地元のアングラーや漁業関係者などに事前に確認しておくこと。

リバーシーバスゲーム 落ちアユパターン9

くれぐれもルールを守った上で楽しんでほしい。

[spacer]

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう